1948-06-09 第2回国会 参議院 本会議 第46号
ただ、ここに北村君並びに芦田首相と我々が思いを異にいたしますることは、現下國民負担の実相把握の点において根本的に相違する点であります。
ただ、ここに北村君並びに芦田首相と我々が思いを異にいたしますることは、現下國民負担の実相把握の点において根本的に相違する点であります。
私は、軍事公債の利拂停止は、必ずや外資導入にある支障をもたらすと思うがどうかと、かような質問をいたしたのに、芦田総理は、わが國の外國の公債の値段が下らないのであるから差支えないと申されましたが、これは芦田首相によく御了解を願いたい。わが國のロンドン市場におけるところの外債につきましては、利拂停止をいたしておりません。
しかるに芦田首相は、さらにこの挙に出でずして、荏苒四箇月を経過し、四、五、六の三箇月間、暫定予算によりて國政を糊塗し、まつたく政治の空白を生ぜしめたのであります。 思うに芦田首相は、三派政策協定の無理なることを十分承知しておられるのでありましよう。そうして、忠実にこれを実行しようとすれば、内閣の薄命をも危險ならしむるおそれがある。
○植原悦二郎君 芦田首相は、外資について、ごく最近できましたところの六千万ドルの綿花に対する外資を、民間外資であるというようなことを強調されましたが、民間の銀行が保証したのでありまして、政府の指示に基くもので、ある意味からいえばアメリカの政策によるもので、われわれのいう純粹なる民間外資でないということを御承知を願いたいのであります。
政府におかれましては、みずから進んで世界の潮流の中にさおさして、力強い中道政治を推進せられんことを、私は芦田首相以下全閣僚に要望し、激励して、私の質問を終りたいと思います。(拍手) [國務大臣芦田均君登壇]
そこで私は、かかる立場において、首相はじめ各関係大臣に対して、大要次の三点について質問をしてみたいと思うのであります。第一は、予算編成上正規の手続が踏まれておらないと思うが、その点についての政府資任と、予算の編成が今日かくのごとく遅延しておるところの政府の責任をどうするかという点が第一。
芦田首相は、本年三年二十四日、当時来朝のドレーパー米國陸軍次官と会見をせられたが、その会談内容は、まつたく知らされていないのであります。しかしながら、当時二、三の新聞の会談内容として傳うるところのものが、わが國民に対して、この漠然たる平和に対する恐怖の観念をそそつたように思われ、今日といえども、その恐怖観念は拂拭されていないように思われるのであります。
○政府委員(永井幸太郎君) 一時にどつと一億五千萬ヤールを放出するということはむづかしいかも知れないが、丁度芦田首相があれを申されましたときは、三億七千萬ヤール程停滯しておつた。その後あれから餘り時日を遠ざからん頃に、蘭印に一億三千萬やヤール賣れましたから、割合に停滯は少くなつていると思います。又更に今日あたり公告いたしておりますが、一億ヤール程、ポンドだけ……。
(拍手)この点に対して芦田首相は如何なる責任をお感じになるか。この参議院並びに衆議院との公約に対して首相みずからがその責任に対する後答弁をお願いしたい。 次に、本日北村大藏大臣から説明をされるというのは、予算のいわゆる大綱であつて、絶対に予算案そのものではない。即ち便宜的に予算というものが一日も早くこれを決定しなければならないということは我々もこれを了承することができる。
当時において、片山首相は誠にこれは遺憾である。今後そういうことは絶対にいたしませんという陳謝の意を表されたのでありまするが、現芦田内閣といたしましても、恐らくその構成分子というものは、殆んど前内閣を引継いだ一つの構成分子であるところの芦田三党内閣であると私は承知しております。
井上が山縣首相に送つた手紙には、今日の立憲政体の主義に從えば、君主は臣民の心の自由に干渉すべきでない。哲学上の問題は君主の命令によりて定まるべきものに非ず。從つて徳育に関することを勅語として発令することに反対し、山縣の反省を求めておる。
首相が如何なる御見解を持つておるかは別といたしまして、その際いおいて首相は、昨年の総選挙から、もはや一ヶ年余を経過した。その間における諸般の情勢も亦非常な変遷をした。而もこの経済危機を突破し、眞に國民の生活の安定を期せんとするならば、画期的な、歴史的な大きな政策と、國民に対する総力を要請すべき一大政治をここに行わなければならんと思うのであります。
○寺尾豊君 私が首相に、保守合同に対する首相のお考えをお聽きするということは、自由党を芦田先輩がお去りになる時に、私共に示された信念並びにそう後首相の側近者である小島徹三君が、しばしば私に心境を吐露したそたらの点から、又最近の諸情勢は、我が國の政治体制をして、急速に正常の形態に立戻すことを要望しておるかに見受けられるのであります。
從つてこの法案を審議するためには、統制の根本方針について、特に首相並びに安定本部長官の意見を明らかにお述べ願いたい。 この三つが大体今日までのこの委員会に現われましたる質問の要点でと心得ております。なお漏れました点は出席委員の諸君から補足することに願いまして、以上の三点につきまして首相並びに安定本部長官から御意見の御発表をお願いいたします。
私は、この問題につきまして真重に考慮をいたした結果「この際ぜひとも首相並びに農林大臣の所見を質さなければならぬ立場に立ち至つたことを、はなはだ遺憾に存げるのであります。われわれへは、超党派的に食糧対策議員連盟を設けまして、政府の食糧対策に対しましてあらゆる角度からこれを支援してまいつているのであります。
ところが先の説明された中に、今日首相が行つたのは、持つて帰つて來るのは、保留にはならない、確定的なものを持つて來るのですからという説明でしたね。だからそこに食い違いがあると私は言うのであります。
朝鮮人の首相官邸に毆り込んだ事件がありました。そんな事件と、それから繊維協会の事件がありまして、その二つの事件は急にやらなければならんし、身柄もまだ出ませんですから、内偵の期間でありますから、期間が遅れたのです。
お諮りいたしますが、本日中曽根君から御発言になりました経済統制問題の根本方針について首相または安本長官からはつきりと言明を聽きたい。これは統制すべきものは徹底的に統制し、解除するものは十二分に解除する、その首尾想應ずるものがなければ、かかる法律案は審議できない、國民の前に示されないという重大な発案であつたのであります。
幸いに先に対日理事会においてシーボルト議長の表明されましたように一ケ月の余裕があれば月十六万人は輸送可能な準備ができる、こういうことでありますから、何とかソ連との間に交渉ができるなれば、その上に帰還者の数を増すことを政府並びに國会といたしましても、世界の各機関を通じてでも國民共共にお願いしなければならないと思い、特別委員会におきましても、先般スターリン首相、トルーマン大統領等へも特に参衆両議院全議員
又昨日の衆議院の豫算委員會においては、芦田首相と加藤勞働大臣との間には意見の食い違いが起きておる、こういうことが報ぜられております。そこで私はこれは加藤勞働大臣は、この前勞組法の改悪が起きましたときに、するのかしないのか分らないような問題を、いつまでも煙にしておいて、勞働不安を起す前提を作つてはならん。
それから又芦田首相は五月の十五日、地方事情視察のために仙臺へお出でになりました時に、やはり記者團との會見において、勞資の紛爭解決に紛爭處理委員會を設けるなどというこのは政府は取上げたことがないし、考えて見たこともない。こういうようなことを聲明せられております。
けれども、いなかつた大臣もありましたので、翌日も又、十一日でしたか、朝九時から首相官邸に詰め掛けまして、北村、苫米地、伊藤、野溝、それから芦田首相、西尾副總理、その他殆んど全部の大臣に會いまして、その問題について強硬に申込んだ、それに對して各大臣とも、水産廳の設置に反對する大臣は殆んどいなかつた。ちよつと速記を止めて下さい。 〔速記中止〕
米ソの問題が毎日の新聞をにぎわしていたさなかに、芦田首相はその施政方針演説で、人類は今また第三次世界大戦のまぼろしにおびえているという声明をされたのであります。これは責任ある政府当局の言明であるだけに、戰爭危機に対する國民の不安を深めたことは否定できないのであります。この不安は、健全なる常識では判断することのできないような、ばかげた深刻さを示しております。
われわれはこのように考えるのでありますが、首相の所見をお伺いしたい。今日、日本の首相が、世界平和に確信の上に立つて國際情勢を説くことは、必ずや世界の平和愛公人民に大きな反響を與えずにはおかないでありましよう。なぜならば、國際社会において、小國は常に正しい意見を思い切つて言うことができる立場に置かれておるからであります。 第二には、平和会議の早期開催についてお伺いしたい。
でありますから予算の本予算書は、今の首相の答弁によりますと、大体六月の上旬と言いますが、上旬というのは、遅くともまず六月の十日までということで、われわれは非常なる期待をかけておつたにかかわらず、それ程遅れることになつたのは、返す返すも遺憾千万に思うのであります。
○原(健)委員 民主党総裁の芦田首相は、全國各地の演説会において、極右極左を排して、われわれは中央党というものをつくるというようなことを言われておる。その意味はどこにあるか知りませんが、極右極左を排すると言われておるが、一体その意味はいかなる意味に解釈してよいのであるか。日本において現実的に極左というのはどの政党であり、極右というのは一体どの政党を指すのであるか。この点をお聽きしたいのであります。
この際において、一度首相は、國民に内閣の信頼を乞うために解散をやる勇氣があるかどうか。それをお聽きいたしたいのであります。
第一、漢字の誤用、片山前首相は閣下という敬語は自分には使わないで呉れと言つたという噂があるが、内閣という閣の第一人者に対し書面を差上げる時に「閣下に呈す」というのは、普通の敬語であつて諂いではない。机に倚りかかつて学問をしておる者に対し「一書を机下に呈す」というのは平凡なる敬語である、陛下というのも同様で、中國北京の紫禁城の正殿は長さ五十一尺の石材の陛が斜めに据えてある。