1959-12-07 第33回国会 参議院 外務委員会 第12号
わが国の「占領及びこの期間中における作戦、ゲリラ戦、わが軍によるぼう大な物質の調達、交通輸送機関の徴発、主として米軍の爆撃による港湾埠頭施設の破壊、鉄道路線の寸断等が相錯綜した原因となって、ヴィエトナムは、損害及び苦痛、すなわち、工場、住宅、橋梁、道路、港湾等の破壊を始めとする多くの物的損害、戦闘行為による死傷者、餓死者等をこうむった。」こういうふうに書かれているわけですね。
わが国の「占領及びこの期間中における作戦、ゲリラ戦、わが軍によるぼう大な物質の調達、交通輸送機関の徴発、主として米軍の爆撃による港湾埠頭施設の破壊、鉄道路線の寸断等が相錯綜した原因となって、ヴィエトナムは、損害及び苦痛、すなわち、工場、住宅、橋梁、道路、港湾等の破壊を始めとする多くの物的損害、戦闘行為による死傷者、餓死者等をこうむった。」こういうふうに書かれているわけですね。
○吉田法晴君 関連であるからやめますが、ここにあげられてある損害の中に、「損害及び苦痛、すなわち、工場、住宅、橋梁道路、港湾等の破壊を始めとする多くの物的損害、戦斗行為による死傷者、餓死者等をこうむった。」と、こう書いてあるこの中に、米軍の爆撃によるものが入っておるのかどうか。あるいは間接損害として一番しまいの計算に出てくるものもございますが、その中に入っておるのか。
そのために直接戦争の損害が起こっておりますし、また同時に日本がその間に食糧その他を徴発いたしました関係によって、餓死者等も相当に出ております。向こう側から申しますと、約百万人くらいの餓死者が出ていた、こういうことを言っております。むろんわれわれそういう数字をそのままに適当であろうとは考えませんが、少なくも二、三十万の餓死者があったのではないかということが推定されておるのであります。
ただいま御指摘になりました戦争、二回の作戦の問題、あるいは餓死者等ができたということでありますが、この損害額を大体どれくらいとして考えておられたかということを国民はじき考えたがるのです。