1947-12-03 第1回国会 衆議院 農林委員会 第57号
○野上委員 その點につきましては、ただいまの蠶絲局長の説明によりますれば、まつたく異議がないのでありますが、實際は新潟縣から、ほとんどこれらの業者から養蠶農家に對して還元していない、こういつたことを言うてきておりますので、いずれこれは私の方でも調査いたしまするが、なお當局におかれましても、十分實情について御調査を願いたいと思う次第であります。
○野上委員 その點につきましては、ただいまの蠶絲局長の説明によりますれば、まつたく異議がないのでありますが、實際は新潟縣から、ほとんどこれらの業者から養蠶農家に對して還元していない、こういつたことを言うてきておりますので、いずれこれは私の方でも調査いたしまするが、なお當局におかれましても、十分實情について御調査を願いたいと思う次第であります。
○平田(左)政府委員 養蠶農家に對しまするさなぎの還元配給につきましては、御承知のように、桑園に對しまする肥料の配給が思わしくまいりませんので、それを補填する意味をもちまして、われわれとしましても、極力指導いたしておるのであります。
従つて政府のとるべき取り前をこの際相當救出されるもし技術的に養蠶に遡及することができないというなら、その面で養蠶農家を救濟することなくしては、來年の養蠶に對しては非常な不安が襲つてくるのでありまして、これ に對しましては、特に本日の開會以前に、蠶絲局長の出席を求めておりましたが、蠶絲局長の出席がありませんので、農政局長から一應のお答えを得、さらに蠶絲局長にはこの次の機會に御出席を願つて、お答えを願いたいと
そこでこういうようなことがある以上は、養蠶農家から二千六百掛という掛目で取上げておいて、必ず蠶種をいいものを將勵されるに違いない。
○平野國務大臣 養蠶農家に對する未拂金の問題については御指摘の通りでありまして、この點はまことに遺憾千萬と思つております。從つてこれは大體において現在對策を立てまして、今後かようなことのないようにするよう十分手配いたしたいと思います。 第二の麥の供出についての報奨物資を、木綿をやるといつて軍手にかえた、そういうことは絶對にありません。
○成瀬委員 供出意欲を冷却するというような大臣のお話が今ありましたが、過般來地方に歸りまして徳島縣の養蠶農家に會つたところ、これはあるいは全國百五十萬養蠶農家に關係することであるから、その間の研究はできておりませんけれども、春繭が未だに清算せられていない。これに對して農民、養蠶農家が非常に不滿の意を表わしておつたのであります。
ただ告示をしてもらうことが能ではないのでありまして、蠶絲業の金融が非常に逼迫し、また養蠶農家も繭の値段がきまつておつても、その金が渡つておらない。先般は地方の業者がまいりまして八月のお盆には資金をもらいたいというので、特に陳情もこの農林委員會にあつたのでありますが、そのときに政府の方では至急そういうふうに取計らいたいというようなお話があつたのでありますが、今もつて告示がないのであります。
この委員會においても蠶絲小委員會がありますから、これを十二分に檢討して、政府を鞭撻して、養蠶農家の希望に副うように善處を促したい。かように考えるものでありますから、本日農林省の蠶絲當局がおらぬけれども、これは委員長から十二分にこの點を要望するようにお願いいたしたいと存じます。
その功罪を最もよく知つておる養蠶農家が出すか出さぬか、いくら出すかをきめたらよろしいという議論が出ました。結局最後に結論になりました點は、價格の中に織込むのは、從來通り農業技術員の費用は三圓、集荷に要する費用三圓は原案通りまとまりまして、六圓を農業會の扱い手數料、殘つた六圓については農家に負擔していただく、そういうふうにきまつたわけであります。それで告示は土曜日にできる見込みであります。
たとえば輸出の大宗は生絲とみずから自負して、國家に貢獻しようと養蠶農家の意氣込みは盛んであります。
結論が出ないのに、外國貿易が再開されれば、昔のように日本の生糸は羽が えてアメリカへ飛ぶような印象を養蠶農家に與えるということはむしろどうかというので、私は食糧重點の立場から先刻來申し上げておるように言うておるのであります。
養蠶農家というものが、ひとり國家の見返り輸入食糧を仰ぐ上において犠牲になるということではいけないということを先日も申し上げましたが、今後といえどもまだこれで滿足できません。なんといたしましても、この五箇年計畫の線に沿つて蠶絲業の復興をはかる上においては、まだまだ今後相當大幅な價格の引上げを願う必要があらうと思います。