2002-12-10 第155回国会 参議院 法務委員会 第13号
そういうことから、御指摘の特別養子については特別の手当てをして、ぎりぎり法律的な正確さと、養子であることが余り目立たないような記載の仕方を考えたわけでございますが、更に進んで養子一般にそのような工夫ができるかということになりますと、今申し上げたような戸籍が果たすべき身分関係をできるだけ分かりやすく表示するという機能の点を考えますと、なかなか難しいのではないかというのが現在の考え方でございます。
そういうことから、御指摘の特別養子については特別の手当てをして、ぎりぎり法律的な正確さと、養子であることが余り目立たないような記載の仕方を考えたわけでございますが、更に進んで養子一般にそのような工夫ができるかということになりますと、今申し上げたような戸籍が果たすべき身分関係をできるだけ分かりやすく表示するという機能の点を考えますと、なかなか難しいのではないかというのが現在の考え方でございます。
○政府委員(千種秀夫君) 私どもは、この制度に限りませず養子一般の問題、身分法一般につきましてもそうでございますが、社会の情勢といいますか、国民の意識といいますか、そういうものの変化に対応して柔軟に考えていきたいとは思っております。
養子一般の制度ということを考えます場合には、現在の我が国の普通の養子についてもそういうことは十分考えられるわけでございまして、特別養子の制度が養子の本流になる場合にはそういうこともまた考えなければいけない時期が来るかもしれないとは思うのでございますが、今回特別養子につきましては、先ほど来申し上げておりますように、かなり要件を絞って、まず安全なところから、大多数の方々の賛同を得ているところから制度を出発