1971-03-11 第65回国会 衆議院 社会労働委員会 第10号
しかし、いまの日本の経済大国の色彩がいよいよ、外国へ物も売らなければならぬ、国内ではもう飽満状態だというために、だんだん経済大国の海外進出が、いまや台湾海峡も守らなければならぬ、韓国もどうもわが日本の防衛圏の範囲だ、マラッカ海峡は日本の経済の重大な寝首だといって、だんだん戦前の満州はわが日本の生命線だというようなことばと同じような表現をし出している。これは経済大国の落ち行く先です。
しかし、いまの日本の経済大国の色彩がいよいよ、外国へ物も売らなければならぬ、国内ではもう飽満状態だというために、だんだん経済大国の海外進出が、いまや台湾海峡も守らなければならぬ、韓国もどうもわが日本の防衛圏の範囲だ、マラッカ海峡は日本の経済の重大な寝首だといって、だんだん戦前の満州はわが日本の生命線だというようなことばと同じような表現をし出している。これは経済大国の落ち行く先です。
しかしそれは金がかかってできないということをおっしゃいますこともわかりますが、しかし東京だけを見ておりますと、もう交通ができないほど自動車は飽満状態にある、こういうようなものを中国人が見ましたときに、一面は中国人であり、一面では日本人であるこうした里帰りの人々に対する待遇が、今日のようなことで果してよいだろうか、どうであろうかということを考えるときに、もう一ふんばりふんばっていただいて、特にこの引揚委員会
今日世界の食糧生産事情はすでに飽満状態に達しているのであります。來年度は年三百万トンの輸入計画さえも伝えられているのであります。日本の農業は、今やまさに世界の農業と真正面に対立して、その影響をひしひしと受けて來ているのであります。我々が警告をしておつた農業恐慌は今や現実の問題として出て來ているのであります。