2004-11-30 第161回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
またもう一つは、中国やアジア諸国の急速な経済発展に伴い、畜産物やその生産に必要な飼料穀物需給の世界的な規模での増大も予想されている、このように考えるところであります。こうした中で、中長期的には食料需給が非常に逼迫する、そういう可能性も指摘をされるのではないでしょうか。
またもう一つは、中国やアジア諸国の急速な経済発展に伴い、畜産物やその生産に必要な飼料穀物需給の世界的な規模での増大も予想されている、このように考えるところであります。こうした中で、中長期的には食料需給が非常に逼迫する、そういう可能性も指摘をされるのではないでしょうか。
また、国際的な飼料穀物需給の動向に対処し、飼料の安定的な供給を確保するため、外国産飼料用麦の買入れ、保管及び売渡し並びに大麦及び輸入飼料穀物(とうもろこし及びこうりゃん)の備蓄を行いました。更に、国際的要因に基づく配合飼料価格の大幅な変動が畜産経営に与える影響を緩和するため、社団法人配合飼料供給安定機構に対し、価格差補てん原資の造成につき助成いたしました。
また、さらに長期的視野で見た場合には、FAOの二〇〇〇年に向けての農業という報告書がございまして、この中では開発途上国等におきまして人口の増加が大きいと、ここに盛られているレポートによりますと、一九七五年四十億人をベースにして考えていた地球の人口が、二〇〇〇年には六十一億になるという現状、あるいは先進国等を中心にしました飼料穀物需給の、需要の増大といったような傾向がございまして、穀物の需給の均衡を図
最近における我が国畜産は、国際的な飼料穀物需給安定化等もあって各部門において飼養頭数の増加、一戸当たり飼養頭数の増大がみられる等比較的落ち着いた動向を示すとともに、畜産物需要についても、従来のような高いペースではないにせよ、長期的には安定的に伸びていくものと見通されております。
世界の飼料穀物需給が緩和をいたしまして価格が下がるということになりますと、さらにそれ以上に大きな差が出るというような点等を検討いたしますと、いま直ちに国内におきましてトウモロコシとかコーリャンというような飼料穀物を全面的に増産するということには踏み切れないというのがわれわれの率直な現段階においての考えでございます。
このような事情に加えて、昭和四十八年以降、国際的な飼料穀物需給の逼迫等を反映して、配合飼料価格が大幅な値上がりをいたしましたため、昨年来、肉用牛経営は、きわめて困難な事態に直面いたしたのであります。
この中におきまして、農業面にもいろいろな種々の影響がありましたが、とりわけ畜産につきましては、国際的な飼料穀物需給の逼迫というようなことが起こってまいりまして、きわめて困難な情勢になった。特に、消費節約ムードが浸透いたしまして、畜産物、とりわけ牛肉につきましては需要の減退が見られ、卸売価格が低落するというような状況が起こったわけでございます。
このような事情に加えて、昭和四十八年以降、国際的な飼料穀物需給の逼迫等を反映して配合飼料価格が大幅な値上がりをいたしましたため、昨年来、肉用牛経営はきわめて困難な事態に直面いたしたのであります。
今回の場合は、世界的な異常気象が飼料穀物需給逼迫の原因となっておるので、やむを得ない事情があると思いますが、やはりわが国の飼料原料の輸入構造にも問題があるのではないかと考えます。