1993-03-25 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
生産費調査そのものにおきましては、飼育管理労働であろうと自給飼料生産労働であろうと、一定の決まりに基づいた同一の労賃でもってそこは計算をされている。そのデータを受け取った私どもが、飼育管理労働というものは、その労働がとにかく家畜が相手だ、乳を搾るということが入っているという意味におきまして年間全く休むことができない拘束的な労働だと。
生産費調査そのものにおきましては、飼育管理労働であろうと自給飼料生産労働であろうと、一定の決まりに基づいた同一の労賃でもってそこは計算をされている。そのデータを受け取った私どもが、飼育管理労働というものは、その労働がとにかく家畜が相手だ、乳を搾るということが入っているという意味におきまして年間全く休むことができない拘束的な労働だと。
それから農村雇用賃金、これは自給飼料生産労働にかかわるものですが、これは千百十五円九十三銭ということで四百円ちょっと安いわけですね。ところが、全国の製造業五人以上規模労賃というのは千九百四十七円五十銭ということですね。そうすると、北海道地域の五人以上規模労賃から見たって、ここで四百円差があるわけですよ。そして、農村雇用賃金からいくと八百円から差がある。
それから自給飼料生産労働については農村雇用労賃ということで、同じ人間が作業が違えばそれで労賃が違うというようなことについて不合理ではないかということを指摘してきました。ここのところをどういうふうに変えたか、先ほど何か言われたようですが、もう一度言ってください。
同じ人間がやるのに飼育家族労働、企画管理労働については北海道の製造業五人以上の規模労賃、そして自給飼料生産労働は農村雇用労賃、同じ人間が仕事をしているのにみんなそれぞれ違う人の算定をするということは、何か論理的に非常に問題ではないか、これはいつもそのことを問題にしているわけでありますが、その点についてもこれは今後考えていかなければ、今回これを変えてやれということもちょっとむちゃな話かもしれませんが、
自給飼料生産労働については生乳生産費に使用されている農村雇用労賃で評価しているということで、同じ人間が仕事をしているのに自給飼料生産労働だけは低い賃金で評価をしているんですね。これはどんな理由によるものですか。
労賃評価の部分では、飼育労働は原料乳生産地域の五人以上の製造規模を持っているものの賃金、それから飼料生産労働は原料乳地帯の農家の臨時雇用賃金、こういう格差がついておるわけですよ。かつては飼料の収穫は、端的にコーンなんかで言いますと、女でも子供でもかまを持って刈って、これを馬車に積んでサイロの付近に持っていって切り込む、こういう単純な労働であったわけです。
○新村(源)委員 局長のそういう御答弁も、これは一つの理屈としては聞こえるのですが、実際に飼料生産労働をしている者は、即やはり飼料の栄養価等を配慮しながら、非常に高度な、特にアメリカなんかの牧場主というのはもう飼料の収穫の時期をいつ決めるのだということが最大の技術だとされておるわけですね。
それから飼料生産労働の賃金は九百九十三円。こういうように大体百十数円の時間当たりの格差が出ている。これは私は今回の算定基準の中でぜひとも改善をして飼育労働費と同一なものにすべきである、農民の立場から見てもこういう格差を残しておくということは容認できない、こういうように思うのですが。
それではもう少しお聞きしますけれども、自給飼料生産労働費と飼育管理労働費とがいつも差をつけられるわけです。私どもはその上にさらに酪農経営の企画管理に要した労働時間も計上すべきだと思うのですけれども、その三つのものは同じ酪農家の労働であります。質は同じなんですから、労賃は同じ形で計算をさるべきだと思うのですけれども、その点についてはどういうふうな作業になっていますか。
さらに、加工原料乳保証価格の算定に当たっても、われわれがしばしば述べてきたように、従来の乳脂率三・二%換算による擬制計算を改め、実乳量で計算するとともに、飼育管理労働及び自給飼料生産労働に要した家族労賃評価については、五十三年度に予測される製造業労賃が的確に反映されるよう措置することをわれわれは政府に追及したわけでございます。
(2) 飼育管理労働及び自給飼料生産労働に要した家族労賃の評価については、五十三年度に予測される製造業労賃が的確に反映されるよう措置すること。 (3) 酪農家の抱えている固定化負債を解消するため、これを保証価格に反映させるよう措置すること。 三、飲用原料乳については、消費の積極的拡大を図る各種施策を一層充実するとともに、生乳の輸送の助成等、広域需給体制を整備促進すること。
ウエートから言えばしかも製造業のウエートが高いということになっておりまして、私どもとしては、自給飼料生産労働の評価基準としては妥当なものであろうと考えているところでございます。
私どもが要求しておりますのは、全国勤労者の——たとえば保証価格でいきますと、飼育労働、それから企画管理労働、それから自給飼料生産労働、すべて全国ベースで評価をすべきではないかということを主張しておりますが、それを用いました場合には、大体八円五十銭くらいの差は当然出てくるわけであります。 それから、豚肉でありますが、頭切りをやめましただけで五十円は必ず上増しをするわけであります。
それからまた、同じ牛乳の生産において飼育管理の労働と飼料生産労働と分けておりまして、飼料生産労働では一時間六百三十円九銭というふうなことで、ここにもまた格差がございます。この格差是正ということでの検討は今回なされておるでしょうか。
この場合、自給飼料生産労働費の評価については、酪農における粗飼料生産の重要性にかんがみ、特段の配慮を加えること。 二、加工原料乳の限度数量設定に当たっては、生乳の生産事情等を的確に把握し、十分な量が確保されるよう措置すること。 なお、五十一年度の限度数量超過分についても、補給金と同様の措置が講ぜられるよう努めること。
しかし、ことしの作業についてはまだこれからだとおっしゃるが、おおむねいまの考え方の中で示唆されているようにも思うのですが、自給飼料生産労働費の評価について依然一本化できない理由はどこにあるのですか。
この場合、自給飼料生産労働費の評価については、酪農における粗飼料生産の重要性にかんがみ、特段の配慮を加えること。 二、加工原料乳の限度数量設定に当たつては、生乳の生産事情等を的確に把握し、十分な量が確保されるよう措置すること。 なお、五十一年度の限度数量超過分についても、補給金と同様の措置が講ぜられるよう努めること。
○小笠原貞子君 次に、乳価の労働費の評価の問題なんですけれども、これはもう毎年言われ、きょうも言われたわけですけれども、同じ牛飼いをやっていて、飼育労働と飼料生産労働というのがなぜこういうふうに不当に差別されなければならないか。農林省の考え方として、この飼育労働と飼料生産労働と、その労働について差を設けなければならないというような根拠は一体どういう根拠があるのかということなんですね。
特にこの自給飼料生産労働費の賃金ですね。こういうのを飼育管理労働と同様に、他の企業の労働賃金と同じようにやはり評価がえすべきじゃないか、私はそれは当然じゃないかと思うのですね。何も、農村において飼料をつくる農民だけが安い賃金で働かなければならないという理由はないわけで、やはりこれは農業基本法の精神からいってもおかしいじゃないかと思うのですね。
○塩出啓典君 だからこれは、やはり自給飼料生産労働費の労賃と飼育管理労働費の労賃、これはもちろん異存はあるわけですけれども、これは別として、これはやはり農林省としても検討すべき問題だと思うが、検討するのか、しないのか。今後どうなのか、もう永久にこれでいくのかですね。
粗飼料生産労働と飼育労働合わせたら、百トンの牛乳を生産する労働時間は四千時間ですよ。これもこの計算どおりで計算して四千時間。三千万の資本投資をして、四千時間働いて、六十万しか所得を得られないというのが六十三円乳価なんです。どうしてこんなもので経営維持ができるのですか。
で、別の資料によりますと、これは同じ四十七年の牛乳生産費調査でございますが、搾乳牛三十七・七頭という——これは平均をとりますので端数がございますが、そういう規模で、これは全国でございますが、とってみますと、飼養管理労働、飼料生産労働含めまして百八十時間という数字になっております。
片や家族労働、草つくり労働では、粗飼料生産労働と管理労働合わせて百トンの牛乳を生産した保証乳価の中身は百七十万を保証しておる。その中へ元利償還が六十万、七十万食い込んで、どうして経営できるのですか。そこへえさが一キロ二円、牛乳一キロにすると二円七十銭もえさ高、コスト高がまた入ってくるのですよ。生まれた子牛が高いのではないかというので、副産物収入で私どもが計算すると、三円ですよ。
また自給飼料生産労働にも製造業労働を適用すること、いわゆる製造業の労賃と同じように適用してもらいたい。これもきのうから論議されたわけでありますが、ぜひこれをお願いしたい。それから最近の飼料の価格の値上がりを適正に価格に反映させること、これは先ほどいろいろ農業の見通しから申し上げたことでございまして、異常なまでにも値上がりしておるわけでございますので、ぜひひとつこれを十分反映していただきたい。
その考え方から見ても、粗飼料生産労働とか、こういう労働に対して、これだけ物価も上がっておるわけですから、それの根っこになる基本の計算をしたときに、私ども率直に言うと、計算のしかたに多少誤差があるのじゃないか。そこを多少修正してことしの価格をきめる必要がある、こう私は思うわけです。いま、六・五頭の体系で、四百五十円を採用せよと言うのじゃないのです。
飼料生産労働を単純労働として、雇用労賃で計算するというところが問題であります。 もう一つは、償却でありますが、償却は、この表によりますと、四十二年二月ですか、その総頭数は八十二万頭、そしてその同じ年度に二十万頭の乳牛を屠殺しております。そうすると、いま肉が高いですから、死亡さして土に埋めるというケースは少ないです。屠殺頭数で総頭数を割ると四年償却ということになる。