1985-06-05 第102回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
言うまでもなく、世界の先進農業国家、水産国家は食糧自給自足体制をすべての国家がとっておるわけでしょう。特にアメリカを除くいかなる国といえども、自給自足体制を食糧については確保するために、あえて戦略物資備蓄法という法律をすら法制化して、いかに生産コスト高になろうとも食糧自足体制をとっておる。
言うまでもなく、世界の先進農業国家、水産国家は食糧自給自足体制をすべての国家がとっておるわけでしょう。特にアメリカを除くいかなる国といえども、自給自足体制を食糧については確保するために、あえて戦略物資備蓄法という法律をすら法制化して、いかに生産コスト高になろうとも食糧自足体制をとっておる。
この際、現行法を活用してできるだけひとつ根本的な救済策をしていただかないと、現に私はこの間二十四日現地に行きましたときに、もうどんどん農村を捨てまして、長男でも何でも、東京に働きによこすと、就職口を見つけて帰ってこない、農村では老人だけ残っている、労働力が全くなくなっている、こういうふうなことで、特に日本のごときは食糧自給自足体制を確立しなければならない段階に立っておるし、世界の食糧もだんだん足りなくなって
もう現在戦争はないじゃないか、戦争にならぬなら何も日本で食糧自給自足をやらなくたっていいのじゃないか、何とか小さい面積で食糧の二反歩でも三反歩でもできるようなものを作らなければ農村は立たぬということを言っておりますが、長い間農林大臣はなかなかがえんじてくれなかった、そういうような時代が続いたが、最近河野さんがいろいろな作物を取り入れて堅実に収入の多い農村を作らなければならぬという意見になりました。
こういう意味と同じように、農業開発につきましても、その理想がいかに遠大なものであり、りっぱなプログラムの上に立っておりましても、当面しております食糧自給自足という立場だけから考えてみましても、私は、一方には農民の文化生活を引き上げながら、農産物価、特に米価のようなものをきめていくという行き方が望ましいと思うのでありますが、同時に、それがすぐ国民経済、ことに消費者に響いてくる問題でありますから、その辺
その第一は、食糧自給自足の問題であります。私はかねてから政府が食糧の自給度を高めるという程度の言葉には不満足の意を表するものであって、百歩前進、自給自足まで進むことがわが国に与えられた絶対の命題であり、また必ず達成し得るものとして、ばかの一つ覚えをしているものであります。
でありますからこの国内の食糧自給自足ということは、われわれ農村側において、もしくは農林省の施策において考慮しなければなりませんと同時に、他の面においても御協力を願う等々、一致してわが国の国策をそこに向けるようにしていかなければならないのではなかろうかと思うのでございます。
従いまして現在のわが国といたしましては、全体の国策として食糧自給自足の態勢を確立してゆくということにお考えいただかなければならぬのでございまして、これを農林省担当もしくは食糧問題だけで解決するということはなかなか困難だと考えますので、各種の方面から御協力を得て、御期待に沿うようにしてゆかなければならないと思うのでございます。 なお二三男対策は、農村の関係において私はこう考えております。
官僚の消費、浪費、濫費充足第一主義の二十八年度本予算が、その編成骨格はずらりと金額をうんと並べ込んではいながら、独立日本の今このとき、わが国の経済自立を達成すべき長期経済計画の実現に最も必要であり、今まさに使わなければ金の値打が少くなるようなこのときの費用は、言いかえれば基幹産業への最重点的投資、並びに産業の合理化から貿易振興、また特に食糧自給自足の増産に及ぶわが国産業基盤拡大のためのすべての諸経費
従つてわれわれは、現実に当面しておるところの農業共済組合のこの非常に困難なる状態を解決すること、もう一歩進んで、日本の農業が毎年受けるところの天災的な被害を百パーセント補償する、こういうようなところまでつつ込んで行かなければ、当面重大問題でありますところの日本の食糧自給自足の態勢は、とうてい不可能であります。
そこで今度の農林漁業金融計画が出たのですが、先ほども言つたように、千九百万ないし二千万石の食糧自給自足は、これは日本の大問題であると私は考える。これに対しては七千億の費用が必要であるということも言われておる。おそらくまた林業、漁業の方面においても、そういう問題が当然重大な問題になる。ところがこれに対して六十億ではまつたくすずめの涙。
ところが約三百万トン、大体二千万石程度のものを日本において増産しなくちやならないという状態の中で——もちろんほかに公共事業の方面もありましようが、この程度のものでは、現在農林行政の一番の問題であるところの食糧自給自足の問題と照し合せてみて、非常にまだ不十分であると考えをわれわれは持つておるわけですが、農林省としてはどういうお考えを持つておられるか。この点をひとつお伺いしたいのであります。
○田村文吉君 もう一つ、簡單な問題でありまするが、この間やはりお尋ねいたしました食糧自給自足に関する問題で、大臣のお答えではできるだけしたいけれども、輸入食糧も順調に貰えることでもあるから、精々増産には努力するが自給自足についてははつきりとしたことはおつしやらなかつた。私はこの点が今後日本の国策を決定する上において非常に重大な点であると考えたから今日午前総理大臣にお伺いした。
第三に、食糧の根本問題として、大臣のはつきりした御所信を承わりたいのでありまするが、それは食糧自給自足の方針如何であります。一方の考え方によりまするというと、食糧はできるだけ増産することが望ましいが、人口も殖える一方だから、結局は、いつまでたつても足らない。従つて足りないものはこれを輸入する。これが代物には国内の製造品を輸出すればいい。生なかのアウタルキー式の考え方はよくないというのであります。
現在、我が国は、戰前、朝鮮台湾を含めて食糧自給自足をなしておつたのでありますが、その当時と異なりまして、相当量の輸入食糧によらなければ需給の均衡を保ち得ない実情にあるのであります。戰後の食糧輸入額は、すでに御承知の通り累計七百万トンに上つておるのであります。本年におきましても二百万トンを超えておる次第であります。