1981-04-16 第94回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
御承知のように、昨年夏のアメリカの熱波による食糧減産あるいはソ連の二年続きの不作や、中国も最近非常に不作だと言われておりますね。そうしますと、先進国あるいは大国がそういった食糧の不作が出ているということと、日本でも昨年は冷害でいろいろ問題を醸しております。そういった天候不順による世界的な食糧減産という徴候がわが国に及ぼす影響というものは、全く考えられないのかどうか。
御承知のように、昨年夏のアメリカの熱波による食糧減産あるいはソ連の二年続きの不作や、中国も最近非常に不作だと言われておりますね。そうしますと、先進国あるいは大国がそういった食糧の不作が出ているということと、日本でも昨年は冷害でいろいろ問題を醸しております。そういった天候不順による世界的な食糧減産という徴候がわが国に及ぼす影響というものは、全く考えられないのかどうか。
食糧増産を吉田内閣のモツトーとしておるが、むしろ食糧減産内閣であると、自由党の諸君すら攻撃しておる。それはなぜかというと、来年度百万石の増産であるが、人口は百二十万もふえるから、結局毎年三十万石も足らない。食糧問題を徹底的に解決しなければ、かりに米ソに事があつて、アメリカが日本に駐在して戦争をやつたら、二割五分の食糧の輸入はどこから持つて来ますか。
国家的見地から申しましても、民生の安定、交通の確保、食糧減産の防止など、幾多の重要な問題が、この法案の通過如何にかかつているのであります。万々一にも前議会のごとく、これが審議未了又は流産というようなことになりまするならば、殆んど政治は全くないという外ないと確信するものであります。
全國の農民はひとしく新日本建設のために、農村の民主化、農業の近代化、増産、この三つの大きな課題に向つて必死の努力を傾けておりますることは、諸君も御承知の通りであろうと思うのでありまするが、政府にここに農林行政の貧困を暴露したと申しましようか、或いは関係筋への努力の不足とでも申しましようか、農民の進路を阻止いたしまして、九原則によるところの産業再建を遅滯せしめんとするがごとき食糧減産の暴挙を敢えて犯さんとしておるのでございます
殊に本群馬縣は從來より食糧消費縣であつた上に、昨年の大水害のため耕地は荒廃し、用水源は壞滅して、いよいよ食糧減産は必至の事実となりました。これが対策として水害復旧と各種土地改良、災害防止等の事業は、今や一刻を爭う緊要事となり、從來からの継続事業はもちろん、今後この種事業の急速な達成はまさに重大事となつたのであります。
食糧減産の原因も、最も重要なる官僚独善の價格統制が生産意欲を減じたることは、一言半句も書かれていない。営利業者の搾取を助長したことも、大きな原因ではなかつたでありましようか。 要は、かくのごとき調査報告を根本といたしまして、対策を立て、國民に呼びかけて、眞の労働力を発揮させ得ると思うでありましようか。今、日本の國民の心は、働く氣持が薄らいでおる。