1993-11-24 第128回国会 衆議院 規制緩和に関する特別委員会 第5号
農村だけではなく、やはり世界の食糧事情を考えますと、今五億の人たちが食糧欠乏になっている。毎年一億の人口がふえている。二十一世紀はやはり食糧問題は世界政治の最大の問題なんだ。これはもう簡単に米の輸入の自由化、これも規制緩和すべきだというようなことになったら、これは国際的にも、日本の緊急輸入で食糧欠乏者がふえている。
農村だけではなく、やはり世界の食糧事情を考えますと、今五億の人たちが食糧欠乏になっている。毎年一億の人口がふえている。二十一世紀はやはり食糧問題は世界政治の最大の問題なんだ。これはもう簡単に米の輸入の自由化、これも規制緩和すべきだというようなことになったら、これは国際的にも、日本の緊急輸入で食糧欠乏者がふえている。
そして、食糧欠乏時代から今日の飽食時代になりました。その間における国民意識の変化というものと、また国民のニーズの多様化という問題等があります。そういう中で、ある場合には本物志向になり、ある場合には舌が肥えてくる、いろいろな要素があります。
しかも、昨年十二月の二十三日、新華社の北京電は、食糧供給省としての四川省が食糧欠乏省に転落したと報じておる。それから昨年十二月七日の黒龍江省の放送で、同省の増産率が年平均一%に達していないどころか、三度も大幅減を伝えております。それから昨年八月十九日の甘粛省の放送で、三年間生産が年々低下して人民公社の労働収益は下降しておると言っている。
思えば、私が初めて本院に議席を得ましたころは、政治はなお占領軍の支配下にあり、一方、国民生活は、極度の食糧欠乏のため、しばしば占領軍の食糧援助によりまして、辛うじて生命をつなぐ時代でありました。 日本の独立、経済の再建について、何一つ明るい展望のない時代でありました。 往時と現在を対比すれば、感慨無量なるものがあります。
私はかつて食糧欠乏時代に農林大臣をつとめまして、そして農村の方々に訴えておりましたのは、土地は皆さまのものである、しかし、皆さまのものは、今日の国民食糧の事情からして、国民のために食糧を生産していただかなければならない、そういう社会的な公共的な任務を持つ農地であり、したがって農地が遊んでおるようじゃ困るんだというようなことを直接農家の方々に訴えたことがあるわけなんです。
これによって日本への食糧輸出は、当時の食糧の事情からいたしまして、日本人への食糧援助にもなりましたけれども、しかし、根本的には、日本人の食糧欠乏によって社会不安が発生すれば、それがアメリカの占領軍に不安を与えることになるので、その不安が発生することを防ぐことによって、アメリカ占領軍を守るということが、根本の目的とされておったのであります。
従来の日本の農業政策の基調は申すまでもなく食糧増産であった、これはほとんど食糧欠乏の時期におきましては無上命題といっていいほどの、そういう強さをもって取り上げられ、従って農業政策の全体がこの食糧増産の問題に対して一つの体系付をなされておったというふうに見ることができるわけであります。ところがその後外国食糧の輸入などによりまして、次第にこの無上命題であった食糧増産という問題がくずれかかってきている。
現在の日本の食糧事情から参りますと、非常な食糧欠乏の状態になると思います。従つて、政府は、食糧対策として、現段階においては、一般農民にいかなる供出の求め方をするかということは、全国農民の大きな関心を持つておる点であります。
○石神委員 本請願の要旨は、現在住宅建築用として疊表の需要が大であるが、その製品はまことにわずかで、しかも食糧欠乏のため、原料の植付は制限されているので、疊表の生産も振わず、やみ價格は高騰して復興を阻害している。ついては疊表の原表である支那藺草を輸入されたいというのである。
更に政府は食糧緊急対策のために、料理飲食店業者を今年の末まで休業せしむることになりましたが、これは食糧欠乏のため万巳むを得ざる窮余の一策であつたであろうとは存じまするが、休業の及ぼす影響は深刻なものがあります。事業主や従業員及びその家族、並びにこれに連なる一連の業者の中には、戦災者もあり、復員者もあり、或は引揚者もあり、寡婦、時によつては孤児もあるのであります。
かくして産業の復興に全力を傾倒し、なんとしても最も重要なる食糧欠乏を中心といたしまするこの危機突破対策を遂行しなければならぬ決意を高めつつある次第であります。この目的を達し得るや否やは、一にかかつて我ら日本國民が自力をもつて、よくこの難関を切りぬけ得るや否や、耐乏生活を続け得るや否や、全國民一致協力をいたしまして、これをなし遂げるやいなや否やにかかつているのであります。
かくして産業の復興に全力を傾倒し、何としても、最も重要なる食糧欠乏を中心といたしますこの危機突破対策は、遂行しなければならぬ決意を高めつつある次第であります。この目的を達し得るや否やは、一に、われら日本國民が、自力をもつてよくこの難関を切り抜け得るや否や、耐乏生活を続け得るや否や、全國民一致協力をなし得るや否やにかかつておるのであります。