1947-11-26 第1回国会 衆議院 農林委員会 第52号
地方の實情を見ますと、特に私茨城縣でありますが、茨城縣の様子を見ましたときに、茨城縣の食糧委員會でも關係方面の覺書というものをもつて、こういうわけだからというように押しつけて、食糧委員會にはとやかくのことを言わせない。ただ縣できめただけの割當をむりやりに押しつけいる。一向農民の意向というものは反映されていない。こういうことでやつているとすれば、食糧委員會の機能というものはどういうことになるのか。
地方の實情を見ますと、特に私茨城縣でありますが、茨城縣の様子を見ましたときに、茨城縣の食糧委員會でも關係方面の覺書というものをもつて、こういうわけだからというように押しつけて、食糧委員會にはとやかくのことを言わせない。ただ縣できめただけの割當をむりやりに押しつけいる。一向農民の意向というものは反映されていない。こういうことでやつているとすれば、食糧委員會の機能というものはどういうことになるのか。
これは中央においては安定本部と大藏省、商工省等と連絡をして、報奬物資の促進の委員會のようなものを設けて、そこでこの仕事を推進してまいりたいと思つておりますし、地方においては過般の米價決定の際に大體承認を得ました二千萬圓の金を府縣に交付して、縣の食糧委員會と町村の食糧委員會これらの報奬物資の監視、あるいは督勵に當る機能を不興してまいりたいということで、各縣に約二千萬圓の補助金を出して、中央、地方呼應してこの
と申しますのは、山口縣の食糧委員會は農家の保有量を十七%切り下げまして、全縣下の農民に割當てました。さらに宇部市、下關市におきましては、二五%を切り下げて割當をするというような計畫をもつておりました。問題となりますのは、政府の生産見込量が百二十八萬四千石であつて、山口縣の食糧委員會が決定しました生産見込量というものは約百二十二萬六千石見當となつております。
○守田道輔君 私が特にお聽きしたいのは、山口縣の食糧委員會の決定が間違つているかいないかということもありますが、便宜上こう言うて、そうして勝手に保有量を切り下げていく。必要によつたならば三〇%でも保有量を切下げていくというようなことが起る。山口縣の食糧委員會がとつたこのことは、農林省としては生産の見込量の通知が遲れたからやむを得なかつたというようにお聞きしておるのであります。
たとえば、収穫が、責任収穫の下まわりをした場合には、町村食糧委員會に申し出てその是正を求めることができるようでありますが、もし収穫が上まわりをしたときにはどうするか。やはりこれを全部供出の對象とするということであるならば、これは今までと一つも變らない。こういうことではせつかくおつくりになつても、何かそこに一つの缺陷があるのではないか、こういうふうに考えるのであります。
これから食糧委員會をつくつて調査して、中央で調べたことと相合致すればいい。しかして完全なものをつくるのが理想であるが、その食糧委員會のものは違うものである、地方長官を初め地方は信用できないということで、政府が地方と協力することはできない。こういうようなことで一體農民はどうするか、今後これを調べてみて一體どうするか。しかも政府は六千萬石と言い、G・H・Qは八千萬石と言い、そこに二千萬石の差がある。
そこまでを國の機關がやる任務として、町村の中でこれを個人的に割當てる場合におきましては、今までは食糧委員會、今度は農業生産調整法ができますれば、農業調整委員會というように承つておりますが、そこで村の内部における割當をしてもらう、調査をしてもらう。つまり何と申しましようか、官の仕事と民の仕事とそこで結びつく。つまりわくは、この村の生産高これだけである。
滿洲のだいずでありますが、これもできるだけとりたいと思うのでありますが、御承知の通りだいずは食糧品の一つといたしまして、ワシントンにあります國際緊急食糧委員會におきまして、各國へそれぞれ割當をいたしております。
次に森委員の委員長に質問の點で基準量制の實行方法中、(ニ)の點で「作柄が責任量を下まわるときは等級の差を低下しこれを當該食糧委員會に申請して坪刈檢見その他周到なる調査に基き改訂すること」、かような考えは方は一體間違つておるじやないかとういう御意見のように思います。それは作柄が一體いつきめるか、かような御意見のように思います。
基準量制の實行方法 (イ)市町村食糧委員會及民主的農民團體等により各一筆毎に地番と面積を訊く地方調査を斷行、米、麥地、芋畑等適地適作により等差級を設けて數量の差を作ること。其の根據は査定標準となるべき標準地を豫め設定し各筆毎に比較等級を定める。
基準量制の實行方法の次の、割當決定機關として中央地方を通じ民主的食糧委員會設置し、該機關には耕作農民、消費者代表をもこれに加え公選すること、この點は生産者の憤懣を買う、こういうような御意見に思いました。大體今までもかような消費者代表も食糧委員會には参加されておる。ただ問題は割當決定機關にこれを参加させるということについては相當意見がある。かような御意見のように思います。
この場合には、先程申上げましたように、經營面積の多いだけ自家保有が餘分に取られるわけでありますから、年間を通じて全部遞増的に自家保有米を許さなくとも、この必要な投下勞力を算定いたしまして、各町村單位の食糧委員會が民主的にこれを決定したらいいのじやないか。私はこういうふうに考えております。
供出對策要領案から參りましても、供出割當の基礎になりますものが、豫想收穫高と推定實收高の決定というものが作物報告事務所、食糧事務所の一方的な調査によつて行われて來て、農民の意思というものは十分には取入れられていないということが一つと、それから食糧調整委員會というものが一應公選の形をとるようにはなつておりますが、その權限というものが上からの割當の範圍内のみにおいてするところの調整に過ぎないので、府縣中心の食糧委員會
に謳はれる手段を講ぜられることが必要じやないか、今回第三次でありますか、今印刷物で配付されておる中にも、超過供出に對する報奬金制度が一項謳はれておりまするが、これはその時の需給なり、遅配なり或いは缺配なりの實情、その時々に應じて追掛的に報奬金を出すというような、言わば彌縫策に過ぎないのでありまして、基本的な希望供出と超過供出というものの二つの建て方を明確に謳つて、超過供出においては今囘中央地方に食糧委員會
そこで政府といたしましては、それらの問題の全體を合理的に檢討を加え、最も耕作農民が納得し得る價格を生みだすという面からも、今度中央食糧委員會を農林大臣の諮問機關として作りますが、中央食糧委員會の中には國會議員の方々、それから生産者團體、消費者團體の代表者、學識經驗者等によつてこの委員會を構成したいと思つております。
それから第三の食糧委員會の法的の性格の點でありますが、これは實は從來の解釋では遺憾ながら非常に不明瞭でありまして、若しも委員會が決議をしないという場合には原案を執行できるという規定もないのであります。遺憾ながら法的性格は非常に不明瞭であつたわけでありますが、今囘の考え方は大體これは決議機關であるという線でこれを了解を得て行きたいと思つております。
○山崎恒君 政務次官からいろいろ説明させたのでありますが、まだ書類を以て原案を示めされたのでないので、十分私共檢討をする餘裕を持たないのでありますが、先ず只今までいろいろ各位から意見を發表された點は、今囘の供出制度に對しましても、今後改善すべき點が多々織り込まれるものと存じておりますが、私は先程來政務次官から申されました從來の食糧調整委員會を廢して、單に食糧委員會を設けるというようなことで、供出制度
そこで政府はかねて府縣及び市町村に食糧調整委員會又は食糧委員會を作りまして、割當等についていろいろ御意見を拜聽して参つたのでありますが、まだその構成及び運用の上に十分なものがございませんので、この際これを全部改組いたしまして、新しく次の要綱によりまして食糧調整委員會を作つて、適正なる運用を行いたいと考えておるのであります。