2002-07-15 第154回国会 参議院 決算委員会 第2号
食糧問題というのは、やはり本来、途上国自身の食糧増産努力によって解決されることが望ましいと、そういうことで、これまで外務省は、食糧を直接援助する食糧援助予算の約二倍から三倍の予算をこの肥料や農薬の援助に充ててきていますね。だけれども、この食糧増産援助というのは、その名の下にやっぱり供与された農薬が今現地では環境汚染だとか健康被害という重大な事態を引き起こしています。
食糧問題というのは、やはり本来、途上国自身の食糧増産努力によって解決されることが望ましいと、そういうことで、これまで外務省は、食糧を直接援助する食糧援助予算の約二倍から三倍の予算をこの肥料や農薬の援助に充ててきていますね。だけれども、この食糧増産援助というのは、その名の下にやっぱり供与された農薬が今現地では環境汚染だとか健康被害という重大な事態を引き起こしています。
例えば、開発途上国の食糧問題が途上国自身の食糧増産努力によって解決されることが望ましいということもあるわけでございますし、そういう場合には、安易に食糧を供給するというよりも、肥料とかあるいは農業機械とかそういうものを供与することが途上国の自助努力というものを励ます意味でも効果的だと思います。
○東政務次官 我が国の約束量三十万トンは少な過ぎるのではないのか、あるいはまたふやすべきではないのかというのが委員の御下問だと思いますが、日本としては、米国等とは異なって、食糧、とりわけ援助需要の大きい小麦だとかトウモロコシの主要輸出国ではないこと、また、食糧問題というのは、本来途上国自身の食糧増産努力によって解決されることが望ましい、そういった観点から、食糧援助以外に、御高承だと思いますが、肥料等
我が国は、開発途上国の食糧増産努力を直接的に支援する食糧増産援助といったものを無償資金協力で行っておりますけれども、それ以外にも円借款供与、技術協力等を実施しておりまして、平成六年度の食糧・農業分野の援助実績は約十四億ドルでございます。これは我が国の二国間援助総額の九・六%を占めております。