1975-11-12 第76回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第3号
飛島地区というものも、やっとそこに炭層があるとわかりましても金も入れてきたけれども、そこは断層が多い。その断層が乗り切れないというのは一つの企業の限界ではないかと私は思うのです。そういうところを思い切ってどうとかしてやっていく。そのところはコストは高くなっておりまするし、平均炭価の値上がりくらいでは、そのような条件の悪いところの企業は、いまだに採算のベースに乗っておりません。
飛島地区というものも、やっとそこに炭層があるとわかりましても金も入れてきたけれども、そこは断層が多い。その断層が乗り切れないというのは一つの企業の限界ではないかと私は思うのです。そういうところを思い切ってどうとかしてやっていく。そのところはコストは高くなっておりまするし、平均炭価の値上がりくらいでは、そのような条件の悪いところの企業は、いまだに採算のベースに乗っておりません。
九卸という区域から先を飛島区域と申しておりますけれども、当時移りますときは、九卸の状態と、九卸の向こう、すなわち北部断層という断層がございます向こうの飛島地区については、一応ボーリングを十数本打っております。そういうものによりまして、必ずここの飛島区域で百万トンの体制ができるというようなめどのもとでやったわけでございます。
この飛島地区の開発の際、いわゆるボーリングをやっておるわけですから、その際、こういった断層があるというのはわからなかったのかどうかということなんですが、ボーリングをやる以上、そういうような断層のあることは当然わかったはずだと思うのですが、その点いかがでしょうか。
というのは、あの地帯一帯は農漁村地区でございまして、特に蟹江、飛島地区はいわゆる名古屋港のいろいろな整備に伴いまして漁場というものがほとんど狭められておる。それがゆえに、今度はガス転じて温泉ということでいろいろと申請がなされておる。