1988-08-30 第113回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
今度の雨でああいうような土砂崩れが起こった問題について、これは中国新聞の記事なんですが、上空から見た写真も載せて、「上空から見ると、天然林を皆伐した後の杉、ヒノキの植林地の谷筋に沿って、赤茶けた風化花こう岩質(マサ土)の地肌を削りとるように土石流が発生」しておる、こういう指摘があるのですね。
今度の雨でああいうような土砂崩れが起こった問題について、これは中国新聞の記事なんですが、上空から見た写真も載せて、「上空から見ると、天然林を皆伐した後の杉、ヒノキの植林地の谷筋に沿って、赤茶けた風化花こう岩質(マサ土)の地肌を削りとるように土石流が発生」しておる、こういう指摘があるのですね。
いま何かほかの木を植えるというような話もいろいろあるように聞きますけれども、なお風化花山岡岩の中で冬も緑を確保できるのは松以外にございませんし、それは当然わかることでございましょうけれども、そういった意味でやはり緑を回復するということは大事でございますので、ひとつぜひ強く推進されるようお願いしておきたいと思います。
○鈴木説明員 ただいまで三百五十一カ所改修をいたしましたが、この五カ年間につきましては、特に風化花山岡岩地帯でございますので山腹緑化工を主体にいたしましてやってまいりたいと思いますが、具体的にはただいま検討中でございます。
その結果、先ほどもおっしゃったように岡山は風化花山岡岩が多うございますが、一体調査の結果として岡山ではどういう結論が出ておりますか、御説明願いたいと思います。
そうして、いま御報告をいただいたわけでございますが、風化花山岡岩の亀裂の多い岩盤の地質、こういうことで、近畿関係では六甲山系であるといういま御報告を受けたわけです。いま私も御報告を受けておりますと、非常に一宮以上に心配するのが六甲山系を背にした神戸市なんです。
もちろん中国山系は御承知のように風化花こう岩、非常に溶けやすい、流れやすい土壌でございます。だから、あれだけの集中的な雨が降って、河川が泥土に埋められて堤防を決壊さす、田畑を埋没さす、これはそのとおりでございます。それと、いままでの治水計画は、河口からやるようにわれわれは聞いておりました。そのとおりだと思います。治水だけを考えましたら、河口から堤防を築いていく。
御承知のように剣谷という山は六甲山脈系でありまして、風化花こう岩といいますか、水がたまらない、じょうごのようにずっと底まで落ちてしまうわけです。ですから、そこの地形の地下水のたまるところを掘ったのですね。この新幹線の工事のときにはそこから水が出て、水が出て、現地の工事をやっておるところの組は非常に困ったわけです。
しかも、そのヒューム管の管理範囲が、奥行きわずかに二メートル、幅が九メートル、こういう管理も考えなければならないと思うし、また、そこの地質が風化花こう岩というように、非常にもろい地質である。また、台風銀座と言われるような台風通過の道である。
これはやはりすでにそういう風化花こう岩地帯におきまして土地が老化しておるのだと思うのであります。したがって、同じような花こう岩地帯にいたしましても、それぞれの地域によってまた対策が違ってくるのじゃなかろうかと思うのであります。 先ほど、いま調査中ということでありますけれども、私をして言わしめますならば、終戦後におきましても年々この台風の被害を受けておる。いろいろな被害を受けておる。
これらの問題につきましては、土地が民地であるというようなこと、それから非常に全国的に数が多いというようなことで、その取り扱いが非常に問題でございますが、幸い調査費もついて、今後それを推進することができるような状態になったということでございますので、われわれとしましては、御指摘の風化花こう岩地帯等の地質並びに地形を十分考慮しまして、これらの事業の実施を重点的に行なっていきたいというふうに考えております
ことに、今回の災害の状況を見ましても、兵庫県の状態、あるいは広島県の状態、長崎県の状態等を見ましても、急傾斜地帯であり、かつ風化花こう岩地帯という、これが最も災害を受けておるように思うのであります。この風化花こう岩地帯は、申し上げるまでもなく、御承知のとおりでありまして、土砂の粒があらくて、そうしてばらばらで、粘着力がない。
したがいまして、特に近郊緑地の区域でございますが、この区域につきましても、先ほどから災害について御質問がございましたような傾斜地、特に近畿圏は風化花こう岩の地帯が非常に多うございまして、その風化花こう岩の地帯が急傾斜をなして都市の周辺にある。
○大橋武夫君 御承知の通り中國山脈の上質にいわゆる風化花楓岩でございまして、非常に崩壊しやすいものが大部分でございます。また一部三瓶を中心といたしました火山の附近におきましては、火山灰を基盤にした上質が多いために、これまた水に対する抵抗力が非常に弱まつております。