1949-04-08 第5回国会 参議院 本会議 第12号
曾ての日、戰爭なすべからずと戰爭遂行に反対し、戰いのさ中において早期終結を主張して時の政府の圧迫を受け、軟禁されても、國のため、民族のためと所信を枉げず、靜かに而も勇敢に、断乎として歩みを進め、少しもひるまざる人であつたと噂されたその人、吉田さんなら何とかやり遂げるだろうと、正直とあの頼み甲斐のある強さに、國民は絶対多数党を欣然として與えたのであります。
曾ての日、戰爭なすべからずと戰爭遂行に反対し、戰いのさ中において早期終結を主張して時の政府の圧迫を受け、軟禁されても、國のため、民族のためと所信を枉げず、靜かに而も勇敢に、断乎として歩みを進め、少しもひるまざる人であつたと噂されたその人、吉田さんなら何とかやり遂げるだろうと、正直とあの頼み甲斐のある強さに、國民は絶対多数党を欣然として與えたのであります。
私は平にも檢事がいるのだから、その平の檢事にやつて貰つたらどうかと言うと、いや平の檢事はともかく駄目なんだ、全然頼んでも頼み甲斐がない、檢事はやる氣がないし、又やつたとしても、この事件を取扱うかどうか疑問なんだということで、こういうようなことから檢事正に相談した。