1977-04-26 第80回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
昨今の米ソなど海洋主要国の相次ぐ二百海里実施に見られる国際情勢の急激な変動に対処して、今後強力な漁業外交を展開し漁業権益を確保するため、また、領海外における外国漁船の操業から沿岸漁業を保護するためにも、漁業水域に関する暫定措置法が一日も早く成立されるよう望むものでありまして、このことは特に昨年以来領海決定とあわせて要望を続けてきたものであります。
昨今の米ソなど海洋主要国の相次ぐ二百海里実施に見られる国際情勢の急激な変動に対処して、今後強力な漁業外交を展開し漁業権益を確保するため、また、領海外における外国漁船の操業から沿岸漁業を保護するためにも、漁業水域に関する暫定措置法が一日も早く成立されるよう望むものでありまして、このことは特に昨年以来領海決定とあわせて要望を続けてきたものであります。
○河上委員 かつて前任者の小坂外務大臣は、領海決定について幾つかの問題点がある、これについて自分も悩んでいるのだ、特にその中で問題が二つあるのだ、一つは非核三原則と抵触するという問題、もう一つはマラッカ海峡等、日本の経済的動脈とも言われておるそうした外国の海峡における自由通航を確保したい、こういう二つの問題がある、こういうように言われたのでありますけれども、今回の政府案というのはこの二つの難点を避けるための
申し上げておきますが、昨年の十月の二十二日と二十七日の外務委員会における領海問題にかかわる審議の中で、野党議員が、運輸大臣も農林大臣もすでに領海を十二海里にすることについてはその態度が明確になっておるにもかかわらず、外務省だけがいまだにその態度が不明確なのはどういうことなのか、また別の委員から、何が条件で、何が理由でそんなに悩んでいるんですか、こういう質問をしたのに対して、当時の小坂外務大臣は、領海決定
どういう条件をそれぞれがつけておるかという点につきましては、先ほども御指摘がありましたように、発展途上国及び一部の水域沿岸国、これらが非常に大きな力を持って、大体二百海里に及ぶ経済水域あるいは父祖伝来水域あるいは漁業水域、いろいろな名前をつけておるのでございますが、こういうものが通るならば十二海里の領海決定に賛成である。