1956-06-02 第24回国会 衆議院 運輸委員会 第36号
————————————— 本日の会議に付した案件 閉会中審査小委員会設置の件 国鉄バスと民営バスの調整問題、造船計画及び 第六あけぼの丸と韓国フリゲート艦との衝突事 件に関する件 国鉄の経営に関する件 —————————————
————————————— 本日の会議に付した案件 閉会中審査小委員会設置の件 国鉄バスと民営バスの調整問題、造船計画及び 第六あけぼの丸と韓国フリゲート艦との衝突事 件に関する件 国鉄の経営に関する件 —————————————
ここで日魯漁業のトロール船であります第六あけぼの丸が、乗組員が二十五名ですが、それが二回にわたって韓国フリゲート艦六一号というのに追突を受けた。その結果船が大きな破損をいたしまして沈没をして、救助することができない。しかも二月十四日の夜の十時二十七分です。夜間のことでありますし、多少あわてたと思いますけれども、二十五名の乗組員を二十一名死亡させた。
その結果、それが理由で久保山という人がなくなられたことは御承知の通りで、私が申し上げるまでもないことでありますか、ああいうような原水爆の実験も、あるいは韓国フリゲート艦の失策によって追突をして死亡者を出したこともせんじ詰めれば貴重なる日本人の生命を脅かし、あるいはこれを死亡に至らしめたという点では同じであると思う。
本年二月長崎沖において第六あけぼの丸が韓国フリゲート艦によって衝突沈没をせしめられ、乗組員二十一名が死亡しております。また昨年十一月シナ東海において第三十一山田丸、第三十二山田丸が国民政府所属の艦艇に銃砲撃を受け沈没し、乗組員七名が死傷しております。いずれも賠償その他責任ある措置がとらるべきであると考えられますが、韓国並びに国民政府との交渉の状況についてまず外務省から説明を聞くことにいたします。