1992-12-09 第125回国会 衆議院 安全保障委員会 第1号
しかし、これに対しましてアジアでは、韓ソ国交正常化や韓国、北朝鮮国連同時加盟など一部に緊張緩和の傾向が見られておりますが、軍事力に関する限り軍備拡大の動きが進んでおります。中国、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、インドネシア、インド、いずれも国防費をふやすなど軍拡を続けております。こうしたアジアの軍拡に向けての動きを防衛庁はどういうふうに認識をしておりますか。
しかし、これに対しましてアジアでは、韓ソ国交正常化や韓国、北朝鮮国連同時加盟など一部に緊張緩和の傾向が見られておりますが、軍事力に関する限り軍備拡大の動きが進んでおります。中国、タイ、シンガポール、フィリピン、マレーシア、インドネシア、インド、いずれも国防費をふやすなど軍拡を続けております。こうしたアジアの軍拡に向けての動きを防衛庁はどういうふうに認識をしておりますか。
○高島説明員 御指摘のように、ゴルバチョフ大統領の訪日の際には、二国間関係だけでなく広く国際情勢全般につき幅広い意見交換が行われることが予定されておりまして、その中でまさに御指摘の韓ソ国交正常化、あるいは日朝正常化交渉開始等、最近注目すべき動きの見られる朝鮮半島情勢についても、かなり突っ込んだ話し合いが行われるものと私どもも考えているところでございます。
最後に残った唯一の分断国家となった南北朝鮮問題では、韓ソ国交正常化が実現し、中韓関係の改善、米朝対話など、緊張緩和と平和的解決へ向けて目まぐるしい動きを示しております。 特に、過日、自社両党の代表団が朝鮮民主主義人民共和国を訪問し、日朝関係改善のために一定の成果を挙げられたことに敬意を表するものであります。
ただ、この際、アジアにおいてはなお不透明、不安定な問題が現存していることを認識する必要があるが、韓ソ国交正常化の合意やカンボジア和平会議の開催など、アジアの平和と安定にとって好ましい状況も出始めており、こうした状況がさらに前進することを望んでいる。以前に比べ、ソ連の潜在的脅威は薄まりつつあるが、なお存在していると認識している。