1971-03-26 第65回国会 参議院 予算委員会第三分科会 第4号
にわたります調査の結果、答申があったわけでございますが、この委員の構成は、先ほど大臣からお話がございましたように、日本のこのほうの技術の最高権威者をもって網羅した調査委員会でございますが、その結果を簡単に申し上げますると、六段目のリングビームに加わった力が仮締め切りの内部地盤の急激な強度低下によって増大しまして、またリングビームも予想していた値以上の大きな力に耐えてはおりましたけれども、最終的には面外座屈
にわたります調査の結果、答申があったわけでございますが、この委員の構成は、先ほど大臣からお話がございましたように、日本のこのほうの技術の最高権威者をもって網羅した調査委員会でございますが、その結果を簡単に申し上げますると、六段目のリングビームに加わった力が仮締め切りの内部地盤の急激な強度低下によって増大しまして、またリングビームも予想していた値以上の大きな力に耐えてはおりましたけれども、最終的には面外座屈
○説明員(菊池三男君) 新四ツ木の事故につきましては、たいへん痛ましい事故でございますが、これの原因につきましては、ただいま大臣が申されましたように、直後に技術委員会をつくりまして十分慎重に検討した結果、軟弱地盤の問題、それに面外座屈という一つの新しい考え方の問題等によりまして、これは不可抗力であるというふうに報告書では出ております。
○津川委員 いま第一課長が、面内座屈のほうをとっておけば安全だ、したがって、面外座屈は小さいのだからかまわないと言っているが、今度の場合、報告書は、問題を起こしてこわしたのは面外座屈だといっているのです。これを設計上どう取り扱ったかと聞いているのです。
普通リングビームを据えつけます場合に、一般的には、面外座屈のほうが面内座屈よりも強いわけでございます。したがって、面外座屈で計算してだいじょうぶであるよりは、それより小さい面内座屈で計算するほうがこれは安全なわけでございます。 ただ、今度の事故でやはりわれわれがよく教えられましたことは、その面外座屈がなるべく起こりにくいような形に施工しておく。
そこで、面内座屈だけでなく、面外座屈による破壊だという結論になっています。この点は、事故を検討したらそうなった。これはよろしいですが、とすれば、設計のときに面内座屈の設計準備しかしてなくて、面外座屈の可能性があるということを、事実上設計において無視している。このことが報告書では明らかになっていない。したがって、設計の上でミスがあった。