2015-04-02 第189回国会 参議院 予算委員会 第16号
しかし、この医薬分業というのは、一遍に面分業まで行くのは非常に難しいんです。ですから、現状はその面分業に至るまでの一プロセスと、まずは院外処方、それから面分業というようなプロセスで進んでいくんだろうというふうに思っております。
しかし、この医薬分業というのは、一遍に面分業まで行くのは非常に難しいんです。ですから、現状はその面分業に至るまでの一プロセスと、まずは院外処方、それから面分業というようなプロセスで進んでいくんだろうというふうに思っております。
厚生省では面分業を推進するよう指導しておりますが、このような門前薬局の進出により地域薬局の意欲がそがれてしまう事例を数多く聞いております。これらに関し、厚生省では指導の強化とともにどのような対策を考えているのかをお伺いしたいと思います。また、地方分権が進む中で、地域事情を聴取した総合的な判断を基準にした営業許可を検討すべきでないかと思うのですけれども、その点をお聞かせ願います。
○中西政府委員 厚生省といたしましては、先生御指摘のとおり、適正な医薬分業の姿として、地域においてかかりつけ薬局を患者さんあるいは消費者が持っていただき、そういった形で面分業体制を推進していくということが望ましいと考えております。
厚生省では国立病院を所管いたしておりまして、その国立病院の三十八病院を院外処方せん発行推進モデル病院と指定をいたしまして、そして院外処方せんの発行、それも我々としては、門前薬局ではないんだ、面分業を進めるという観点で進めているわけでございます。
○伊東説明員 いわゆる面分業体制の展開ということにつきましては、医薬分業の推進という見地から行われておるというふうに理解しておりますが、それ自体が競争政策上問題があるというふうには考えておりません。
しかしながら、面分業という観点からやはり医薬分業というものを考えていくことが基本であるということは、おっしゃるとおりでございまして、その際やはり私どもとしては、その地域の実情に応じて面分業を推進していくという観点から、地域医師会あるいは歯科医師会、薬剤師会、それからその地域の中核的な大きな病院等々が相互に協力連携をし、その中でそういった面分業の推進方策というものを医業、薬業が相まって検討し、計画的に
この完全分業というのは、患者さんによってすべての人に出せるというわけではありませんので、一応七〇%を超す場合を完全分業と申していますけれども、それを三十八病院では平成十年度までに達成しなさいという通知を発したところでございますし、モデル病院外についても、医薬面分業を進めるように、院外処方せんを発行するようにと指導しているところでございます。
いわゆる面分業、これが大きな課題でございます。 現在、全国的には平成七年度で二〇・三%の分業率でございまして、先般からの質疑でございますように、国立大学病院では約五割弱の分業率、また国立病院の三十八のモデル病院では三五%の分業率ということで大変分業率が高まっております。 こういった分業率の向上のために各般の事業をやっておりまして、これの一層の推進を図っていくことが必要と考えております。
厚生省は、都道府県に対して医薬分業、特に面分業を組み入れた地域計画づくりをどのように指導なさっていらっしゃるか、どのように指導なさるおつもりであるか伺いたいと思います。
また、診療報酬上も、かかりつけ薬局を中心とした面分業体制の推進、薬剤師業務の充実に資する評価を行っておるところでございます。 また、加えまして、本年度から、二次医療圏ごとの現状分析を踏まえまして、当該地域の実情に即した医薬分業の計画的な推進に係る都道府県の取り組みを支援する医薬分業計画策定事業を実施することにいたしております。二十余の都道府県を対象にする予定でございます。
こういうふうに都道府県別の医薬分業の進展度が全然違うということについてどういうふうに考えているのか、そしてまた、その中で面分業がどれぐらいの割合になっているのかというような分析についてお伺いしたいと思います。
また、面分業につきましては、面分業といいますのは、いわゆる第二薬局あるいは門前薬局との対比で用いる言葉でございますけれども、処方せんを受け取った患者さんなどが、自由にかかりつけ薬局を選択することによりまして‘複数の医療機関からの処方せんを特定のそういったかかりつけ薬局などに持ち込める、こういうことを面分業と称しており、いわば理想的な分業の形態であると考えておりますけれども、この具体的な定義が面分業ということで
○小林(秀)政府委員 院外処方せんで、面分業で出しますと、患者さんが自宅の近くの薬局に行かれる、そうすると、そこに品ぞろえがしていないといけないとか、それから土曜、日曜やっていないとか夜間もあいていないとか、ヨーロッパなんかは夜間あいているわけですね。いつでもあいているということが大事なことなんです。そういうような、やはり薬局は薬局としてのいわゆるやるべきことがある。
本来は、分業分業と言ってやってきたわけでございますけれども、面分業と言われて、病院で出した院外処方せんが各地域へ散っていく、患者さんの自宅の近くでそれがもらえるという仕組みが本当はいいわけです。門前薬局になったのでは、本来、面分業のよさが出てこない。
そういう意味では、私ども病院としては、分業ということで、特に医薬面分業という形の推進を一生懸命図り、また、機械化によります省力化を図ることによって、人手不足であっても患者さんサービスが落ちないようにということに努力をいたしておるところであります。
医薬分業の推進のために、処方せんの受け入れ体制の整備、国民への普及啓発あるいは薬局業務運営ガイドラインに基づきます薬局業務の適正化といったことを図ってまいりましたが、今後とも、地域の実情に応じました計画的な医薬分業の推進を支援することによりまして、かかりつけ薬局を中心とした面分業体制の定着が図られるように努力してまいりたいと考えております。
現に、厚生省が平成三年に実施した非分業と分業した場合の医療費を比較した調査でも、長野県の上田市、東京都大田区蒲田のような面分業の地域では明らかに薬剤費が節減されております。要は、面分業で適正な医薬分業を推進することが重要であります。
○松本(純)分科員 厚生省は、面分業の推進を指導しておられますが、各地で地域の薬剤師会が面での受け入れ体制を整備しているところにいわゆる大型門前薬局チェーンが進出をし、地域の薬局の意欲をそいでしまっているという事例があり ます。
○松本(純)分科員 大変重要であると御認識をいただいているところでございますが、この適正な面分業が進められなければならない大切な時期に、まことに残念な事件が起きてしまいました。
横須賀市の薬剤師会では、当初、その薬局を引き継ぐことも検討したようでありますが、違反薬局を引き継ぐということに対して、社会的、道義的、また厚生省の面分業推進の観点から、地域の薬局が面分業で受けとめていくということで受け入れ体制を整えていたところでございました。
特に長期慢性患者あたりはそんな傾向があるというふうに伺っておりまして、そういう意味では、今の局長の説明を十分国民に理解されるように、薬剤師の使命といいますか調剤薬局の使命、あるいは、これから面分業を進めていくのだというこの方向性を本当に地域医療の現場で患者の方に理解をしていただく努力をしなければいけないだろうというふうに思います。
○荒賀政府委員 この医薬分業につきましては、医師と薬剤師がそれぞれの専門性を発揮して国民医療の質の向上に貢献をしていくというふうに考えておるわけでありますが、同種の薬剤の重複服用でありますとか、あるいは飲み合わせによります副作用の防止、そういった医薬分業のメリットが十分に発揮されますためには、かかりつけ薬局によります面分業の推進、そういった適正な医薬分業の推進が必要であると考えております。
こういうことも、これからの面分業を推進する上で、薬剤師の役割を明確化するという意味で一つの前進というふうに受けとめていただけるのではないかと思っております。
○石井道子君 医薬分業の受けとめ方というのはさまざまあると思いますし、メリット・デメリット、いろいろあると思いますが、高齢化社会の中で多科受診とか重複服用とか相互作用を防止するというふうな面で正しい面分業を定着する必要があると思います。
厚生省といたしましては、今後医薬分業の質の向上を図るということが重要であると考えておりまして、かかりつけ薬局の育成、あるいはかかりつけ薬局を中心とする面分業体制の定着に向けまして計画的に取り組みまして、関係者の御協力も得ながら、適正な医薬分業が全国的に一層進展するように努力をしてまいりたいと考えております。
ただ、医薬分業が定着していく過程においてはやむを得ないかなという気もするのでありますが、厚生省としては今後面分業に向けてどのような指導をしようとしておられるのか、まずお伺いしたいと思います。
医薬分業のメリットが発揮されるためには、患者が常にかかりつけにしている薬局を育成し、このようなかかりつけ薬局を中心とする面分業体制を確立することが重要でございまして、地域の実情に即して医薬分業を計画的に進めることが必要と考えております。
今までは長い間の習慣に基づいて、出来高払いなどによる、また薬価差益の問題の中で医療機関の経営の問題にも関係せざるを得なかったという点もありますし、患者さんにとっても不便だとかあるいは不安だとかというふうな面もなきにしもあらずということも聞いておりますけれども、やはりこれからその面分業の体制を整えるための対策が大変重要であると思いますし、また国民に対して、患者さんに対して、この医薬分業の目的とかメリット
これは各地区でトラブルが起こっておりますけれども、長野県の佐久市の方では、地元の薬剤師会が面分業の体制づくりをしようと準備をしておりましたところへ門前薬局の大型の方が進入してきたと、そういう点で大変困っているという話も聞いたところでもございます。 このような門前薬局の取り扱いについてはケース・バイ・ケースで非常に難しい点もありますが、ぜひこの点も十分に検討していただきたいと思います。
○政府委員(岡光序治君) 今御指摘がありましたように、私どもといたしましては、地域医療として医薬分業を進めたいということでございまして、その地域にいわゆる面分業として利用しやすく調剤薬局を配置していかなければいけないと思っております。それで私どもはかかりつけ薬局を育成するということを言っているわけでございます。
○勝木健司君 平成四年度から備蓄センター等の設置、施設、設備に関する費用の三分の一を保証する制度が創設をされておるわけでありますが、いわゆる面分業の推進のための備蓄センターの設置状況は今どうなっておるのか教えていただきたいと思います。
○石井道子君 最近、医療機関で院外処方せんを出したいというところが大変ふえてきているわけでございますが、その受け皿として面分業を推進しているというところでございますけれども、中には営利を優先する薬局とか、あるいは地域医療を進める意思のない薬局もあるとか、実態はさまざまでございます。
○網岡委員 次に御質問申し上げますが、これは前回私が質問をした点でもございますが、今御答弁がありましたような形で面分業が進んでいく、こういうことになりますと、当然薬局は備蓄医薬品を抱えていかなければならぬことになるわけでございます。その場合に、薬局といういわば小経営の形態の状況では、備蓄する医薬品というものは少量にならざるを得ないわけでございます。
その意味で、面分業というものを進めていかなければならない時期に来ていると思うのでございますが、厚生省としてこの面分業を今後どのように発展、進行させようとしているのか、具体的なものについてぜひひとつお答えをいただきたいというふうに思います。
○網岡委員 最後でありますが、医薬分業というものは、医療の質の向上に極めて有益な影響を持っているということを常日ごろ私ども考えているところでございますが、この医薬分業、特に面分業に向けて進んでいく場合における厚生省の進め方の所信についてお尋ねをいたしまして、質問を終わりたいと思います。
それで、とにかくそういうことではいわゆる面分業というもの、それを進めていく上でやはり非常に大きな阻害要因になるんではないか、こんなことで本当に心配をいたしておるわけでございます。 一方で薬科大学の卒業者というのを見てみますと、私の目にはそれほど定員がふえているようにも思えないわけでございまして、こちらをどうするか。
○真鍋分科員 今後、面分業を進めていく上で開局薬局の重要性というものは極めて高いわけでございますから、そういった意味合いにおきまして、薬局について、さらにまた保険調剤について、しっかりとその面でも教育を充実させるように、ひとつ御希望を申し上げておくわけでございます。 そこで、大臣に医薬分業にかける御決意をひとつぜひお伺いしたいと思うのです。
問題があると思うのでございますけれども、最近は、高齢者の方々ができるだけ副作用を起こさないように、あるいは薬をダブって飲まないように、そういうものを十分チェックする点については、近くの薬局で処方せんを管理していただく、薬歴管理をしていただくということで大きな成果を上げているわけでございますけれども、もしそのような大学病院の薬局があって、その薬局の適正な運営を図るためには、地域の薬局との連携のもとに面分業