1968-05-23 第58回国会 参議院 外務委員会 第16号
○大和与一君 そこで、三木さんのややお家芸みたようなことになるかもしれぬのだけれども、こういうふうな一群の非核所有国と核所有国との立場には、非核所有国とそうでないのと案外これは逆説的に言うと一脈何か通ずるものがあるかどうか。
○大和与一君 そこで、三木さんのややお家芸みたようなことになるかもしれぬのだけれども、こういうふうな一群の非核所有国と核所有国との立場には、非核所有国とそうでないのと案外これは逆説的に言うと一脈何か通ずるものがあるかどうか。
認めておるけれども、ただ核所有国は現状のままで、そしてこれから開発しようとするものを押える、非核所有国に対する制約だけをうたうというような趣旨ではどうも適当でない。やはり核所有国もみずから自制して、だんだんにはこれを全廃するという方向に姿勢をとるということでないと説得力が弱い。
○椎名国務大臣 アメリカ側で、非核所有国である日本、核を持たない日本としても、核の問題については十分協議する用意があるというような声明がございました。そういう場合に日本がこれを拒絶する理由はないということを考えております。
○国務大臣(椎名悦三郎君) ソ連の提案は、核所有国が非核所有国に対して先制的に核攻撃を行なわないという保障を与えようと、こういう意思表示でありまして、それ以上の詳細な点については何ら発言をしておりませんので、大体の趣旨においては一歩前進ではあると思うけれども、具体的にこの問題に対処する上におきましては、なお詳細の説明を聞かないと、何とも申しようがないと、こう考えております。