1947-09-16 第1回国会 参議院 司法委員会 第21号 これを輕率に信用いたしまして、七日から十四名の班長を夜間交替で所内の警備に補助として使用いたしたのでありまするが、先程申しましたように、檢挙の免れ難きを知つた警備員等の中の三人がその夜舎房中に拘禁されておりました他の受刑者六名をそれぞれ居房中より連れ出し、一方戒護事務室の看守部長の机の中から非常門鍵を盗み出しまして、右盗み出しました鍵をもつて西門から逃走するに至つたのであります。 岡本善一