1960-04-26 第34回国会 参議院 社会労働委員会 第27号
午前三時五十五分五十台の出動車」これは警察の車でありますが、「出動車やパトカーに分乗した警官隊千五百人が三川鉱前四つ角に到着したと思う間もなく労組約五十人のピケ隊ががんばっている三川鉱正門の東側約三十メートル付近に護送車のバリケードをきずき、その後逆に警官隊がピケを張り、正門東側の非常門を機動隊員が固めた。あたりは暗く深い眠りに閉ざされたまま。
午前三時五十五分五十台の出動車」これは警察の車でありますが、「出動車やパトカーに分乗した警官隊千五百人が三川鉱前四つ角に到着したと思う間もなく労組約五十人のピケ隊ががんばっている三川鉱正門の東側約三十メートル付近に護送車のバリケードをきずき、その後逆に警官隊がピケを張り、正門東側の非常門を機動隊員が固めた。あたりは暗く深い眠りに閉ざされたまま。
これを輕率に信用いたしまして、七日から十四名の班長を夜間交替で所内の警備に補助として使用いたしたのでありまするが、先程申しましたように、檢挙の免れ難きを知つた警備員等の中の三人がその夜舎房中に拘禁されておりました他の受刑者六名をそれぞれ居房中より連れ出し、一方戒護事務室の看守部長の机の中から非常門鍵を盗み出しまして、右盗み出しました鍵をもつて西門から逃走するに至つたのであります。
尚靜岡の問題につきまして非常門の鍵を職員が盜まれたという事実、その他官紀の弛緩を想像し得るような事実もございました。この際私共といたしましては徹底的にその内情を調査し、所内の肅正を断行いたしまして、かような事故を繰返さないように努めたいと存じております。