1986-05-09 第104回国会 衆議院 本会議 第27号
それはまた、旧憲法が有していたところの、平常時の法制のもとではとることを許されない例外的措置を正当化する国家の非常権力である国家緊急権に通底するものであり、まさに憲法の実体的改悪への道を開くことになるのではないかとの危惧の念を抱かざるを得ないのであります。
それはまた、旧憲法が有していたところの、平常時の法制のもとではとることを許されない例外的措置を正当化する国家の非常権力である国家緊急権に通底するものであり、まさに憲法の実体的改悪への道を開くことになるのではないかとの危惧の念を抱かざるを得ないのであります。
まさにこの点から言いますと、法規に従わない非常権力の行使、これを考えておる、それを認めていくんだ、こういうふうにこの行革審答申については読まざるを得ないというふうに私は思うんですけれども、その点どうでしょうか。
それのみならず、私はどうもスエズ運河とハンガリーの問題を最初において米国では同等に見たところに、アメリカの判断の間違いがあったのじゃないか、その結果がやがては大統領の非常権力まで議会に要求するような羽目になったのではないかと思う。