2007-10-24 第168回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号
最近も、柏崎刈羽原発の七号機では、制御棒一本が抜けないとか、これが見つかったり、使用済み核燃料プールのところでは、コンクリートの壁にひびが入っていて、放射能を帯びた冷却水が漏れてくるとか、それから、停止中の六号機のタービンを調べてみたら、静翼も動翼も傷ついていた。実際、運転中であったタービンの静翼、動翼がどれぐらい傷ついているかというのは、まだ調査が進んでいないからわかりませんが。
最近も、柏崎刈羽原発の七号機では、制御棒一本が抜けないとか、これが見つかったり、使用済み核燃料プールのところでは、コンクリートの壁にひびが入っていて、放射能を帯びた冷却水が漏れてくるとか、それから、停止中の六号機のタービンを調べてみたら、静翼も動翼も傷ついていた。実際、運転中であったタービンの静翼、動翼がどれぐらい傷ついているかというのは、まだ調査が進んでいないからわかりませんが。
現に、私は本調査会で、柏原発の静翼亀裂事故について、設計ミスに加えて事前の試験も行っていなかったという驚くべき実態を明らかにしましたが、政府の調査でも大多数の国民が原発に不安を表明しているのは当然です。言うまでもなく、原発の重大事故時の放射能の放出による環境汚染は、地球温暖化問題と同じく、それ以上に現実的に重大な環境問題です。
北海道の泊原発、これも三菱重工の手に成るんですけれども、一号機でことしの四月の定期点検で低圧タービンの静翼三百九枚の溶接部など六百十七カ所に亀裂が入っていることが発見されました。
○説明員(佐々木宜彦君) ただいま御指摘ございましたように、泊発電所一号機の低圧タービンの静翼亀裂発生については慎重かつ徹底的に原因究明を行ったところでございます。 原因究明については、既に今お話がございましたが、この原因究明の結果から、二号機のタービンの健全性について私どもも十分検討したわけでございます。
○政府委員(末広恵雄君) 今回のタービンの静翼のひび割れでございますが、その原因は、出力が三〇%程度、それからしかも復水器の真空度が比較的低い非常に特定の領域で蒸気の乱れが生じたということで発生したものでございまして、これは通常の運転ではまず考えられない運転状態でございます。
タービンの安全確保を図るという観点からしますと、やはり私ども一番重視いたしますのは、今回トラブルがありました静翼、静止部分ではなくてむしろ高速回転しております回転部分の振動によってどういった応力が発生するか、これに非常に注目しております。
○政府委員(末広恵雄君) ひび割れの発見されました静翼につきましていろいろ調査した結果、今お話にございましたように、静翼の厚さにつきまして若干合理的な設計になっているということもございまして、しかも溶接部につきまして若干薄いところがあったということで、それが一つの原因になっているということは事実でございます。
○吉井(英)委員 その特定運転域での静翼の振動による疲労の問題は、私も現場へ行ってまいりまして、それはよくわかっているわけです。しかし、その静翼の亀裂が深まっているときに、なるほど特定運転域にならないとそれだけ広がらないというお考えなんでしょうが、あの回転体はいろいろな振動数を全部持っているわけなんですよ。その中で、一度広がってしまった亀裂がさらに広がったときにはどういう事態になっていたか。
もし二号機であの静翼の亀裂が急速に進行した場合に、亀裂が入っていると見ておられたのですから、それで静翼が異常を来した場合には、動翼と接触して、そしてこれはミサイル破壊のような状態でタービンのケーシングをぶち抜いたり、場合によっては建屋を破損することもあるんですね。あるいはそこまで至らなくても、小金属片が蒸気発生器細管のところへ、二次冷却系統へ流れ込んで細管損傷に至ることもあるわけですよ。
次に、北海道電力の泊原発一号のタービン静翼亀裂の問題について伺いたいと思います。 これも調査に行きましたが、出力三〇%の特定運転域での静翼の振動による高サイクル金属疲労としておりました。実はこの条件には二号機も当てはまるわけです。
今、技術院の川田院長がおっしゃられたような三菱製鋼から来たこのプロジェクトの中の、多分、超高温耐熱部品の研究開発ということがあるのですが、そのガスタービンの静翼ゲート、こう製品の上では言っているようですが、それを、私ここに折り込みをしてみたのですが、これだけやっているわけですね。
それで、この静翼ゲート研磨の場合なんかでも、あるいはこれは非常に高い金属なんだから注意してやってくれということは言うようですけれども、それ以外の注意を受けたことはないという、そういうことがそのまま許されていいのかどうか。そして、その結果がそういうことになった。