2000-03-14 第147回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
○政府参考人(木下寛之君) 飼料用に向けられる稲といたしまして、ホールクロップサイレージのほか、青刈り稲あるいは飼料用米がございます。いずれも湿田地帯のように畑作物への転換が困難な地域等におきまして、水田の有効利用を図る観点から、本年度から始めております水田農業経営確立対策におきまして、一定の助成対象としているところでございます。
○政府参考人(木下寛之君) 飼料用に向けられる稲といたしまして、ホールクロップサイレージのほか、青刈り稲あるいは飼料用米がございます。いずれも湿田地帯のように畑作物への転換が困難な地域等におきまして、水田の有効利用を図る観点から、本年度から始めております水田農業経営確立対策におきまして、一定の助成対象としているところでございます。
○政府委員(上野博史君) 先ほど申し上げましたように、まだ明確に数字を取りまとめられるような段階に至っておりませんが、私ども、各県から得ております感触やあるいは水稲の種子の確保状況、そういうものから考えまして、今先生がおっしゃったようなお話に該当するところも多いかと思いますが、保全管理をしたりあるいは地味地力増進作物あるいは青刈り稲といったような従来の転作に対応しているようなところについては比較的稲作
ただ、その作業の過程あるいは種子の確保の状況というようなことから、概括的に申し上げまして、従来、保全管理だとか地力増進作物や青刈り稲といったような形での転作の対応をしてまいっておった水田を中心に、稲作の回復というのが相当程度見込まれるだろうというふうに見ております。
ただ、そういう農家の段階まで踏み込んで調整作業をしておりますものですから、リアクションというのは断片的ながらわかってまいっておるわけでございまして、そういう情報をもとに概括的に申し上げますと、従来の転作の態様といたしまして保全管理でやってきたとか、あるいは地力増進作物を植えてきたとか、青刈り稲で対応してきたとか、こういうようなところについてはかなり話が進んでいるという事情にあるということでございますけれども
しかし、そういう農家の段階への配分の作業を通じまして、農協なり市町村なりを通じました状況というものは上がってまいっているわけでございまして、その一般的な事情に関する情報によりますと、水稲の種子の確保の状況なんかも勘案をするわけでございますが、保全管理であるとか地力増進作物であるとかあるいは青刈り稲といったような対応を行われてきていた水田については、比較的容易に水稲作の復元が図られる可能性があるという
ただ、そういう作業を通じまして、各県あたりからの感触として、あるいはことしの稲作のための種子の確保の状況等からいろいろと状況がうかがわれるわけでございますけれども、それを総合的に見てみますと、保全管理だとか、地力増進作物、青刈り稲といったような転作の対応が行われていた水田を中心に、稲作の作付増加が相当程度見込まれるというのが、一方の事実でございます。
それから、これまでの転作の対応として、保全管理であるとか地力増進作物あるいは青刈り稲というような形での転作対応が行われていた、そういう水田につきましては、実際問題として稲作をしようということになりますと、そのままではなかなか稲の作付ができないという事情のところもあろうかというふうに考えるわけでございまして、こういうところにつきましては、本来生産力を良好に維持するということが前提ではございますけれども
青刈り稲や被害稲の刈り取り、乾燥、運搬等に対し特別の助成を行い、畜産の飼料の確保を図ること。 以上につき政府の誠意ある答弁を求めます。 あわせて、高値が続く白菜、キャベツ、トマトなど野菜の安定供給対策についてその対応をお示しください。 さらに、被災農家の所得税、国保税、地方税の減免が切実に求められております。
(4) 水田利用再編対策事業につきましては、昭和五十九年度から発足した第三期対策において、指摘の趣旨も踏まえ、転作の促進とその定着化を図るため、加算制度の改善を図るとともに、水田預託及び飼料用青刈り稲について奨励補助金の単価を引き下げる等の措置を講じてきたところであります。
となっているものが五千二百五十地区四万一千四百八十六ha(これに対する奨励補助金の交付総額二百十億七千万一円)、 イ 連担団地と認定されているが実態は団地に連担性がなかったり、作物が統一的に作付けされていなかったりしているものが百九十五地区七百四十二ha(これに対する奨励補助金の交付総額五億円)、 ウ 農業協同組合等に預託されたままとなっていて転作に結びついていない水田や、飼料作物として適当でない青刈り稲
さらにまた、奨励補助の対象にいたしております飼料用青刈り稲についての補助の仕組みを改善するとか、あるいは、転作の形態としては比較的私どもとして避けたいと思っております保全管理形態への奨励金単価については、さらに引き下げを行う等の各種の工夫を凝らすと同時に、転作作物がより安定的に定着をしていくということのための指導体制を、さらに一層強化したつもりでございます。
それから、青刈り稲から他用途米として、申し込みは八月六日までにせいとか、いろいろなことを出しているわけでありまするが、その後、八月の末になりましたところが、今度は逆に、他用途米はそういうわけにいかないという通達をまた出しているわけなんです。そんなことで大混乱が起きたのですよ。これはもう長官も聞いておられると思うのですが、来年はそんなようなことがあってはならぬと私は思います。
○説明員(関谷俊作君) そこは青刈り稲のような初めから面積で来るものと、それから他用途米のようにとれました、あるいは出ました契約数量の方から換算されるものという仕組みのずれがある以上、そこのところはどうしてもやむを得ないということで、仕組み上の問題としては対応措置がないというふうに考えております。
こういうものをお出しになって、青刈り稲をもう一度考えてというふうに奨励しました。 そして、これは自治体だけじゃなくて、新潟県でもこういう通知を出しているんです。「青刈り稲等の他用途利用米への移行に係る取扱いについて」ということで、「農業者が希望する場合他用途利用米は、主食用米として買上げされることになりました。
○説明員(関谷俊作君) ただいまの問題は青刈り稲という転作の一形態と関連しますので、私の方からお答え申し上げますが、今の引用になった図は、私、実は今初めてそういうものがあるということを承知するような次第でございます。
それから青刈り稲から他作物への転換ということも、これは従来青刈りは飼料、えさ用ということで特定作物扱いにしておりましたが、これを第三期の際に一般作物、単価の低い方へ移行させまして、同時に、他作物への移行ということで、先ほど申し上げましたような約六割減という九千三百ヘクタールぐらいまで減少さぜるような指導をいたしたわけでございます。
それからただいま申し上げました水田預託の奨励金単価の切り下げ、こういうようなこと、それからよく話題になる問題としましては飼料用の青刈り稲、この青刈りについてもなかなか実態がかなり実質的に問題のあるものもございますので、今年度の指導上も前年より大分減りました九千三百ヘクタール、約六割減のところまで抑制をしていくとか、こういうような運用上の指導も通じまして、できるだけ全体として効果を上げながらしかも財政負担
さらに一トン十二万円、一俵、六十キロ当たりだと一万八十円の価格についても、生産者が十円、農協が五円、県段階で十円七十六銭等を加えて一万一千円にまで価格を引き上げて集荷の体制をつくった、ところが七月二十七日に農林水産大臣談話において、他用途米、青刈り稲を主食にすることが発表され、その後二十日間にわたって農協としては他用途米の集荷推進事業に一生懸命取り組んだと言うのです。
それからもう一つは、需給が逼迫しておりますから、青刈り稲というものを他用途米として生かしたらどうか、こういう議論も御指導もしてこられたと思うのですが、その辺の経過、これは事務的で結構でございますが、お聞かせ願いたいと思うのです。
○関谷(俊)政府委員 青刈り稲と他用途米との関係でございますが、青刈り稲については、これは先生御承知のとおりもともと土地利用の面から非常に問題があるということでございまして、従来から、第三期対策の場合には他用途利用米等に向ける、そちらに移行するということで指導してきておりまして、そういう意味で県も市町村も同様の指導を行っておるようなわけでございます。
そのためには、いわゆる米でなくても加工用原料として使えるコーンスターチとか、さらにまた青刈り稲をどうするか。さらに、今議論をしてきました十五万トンではことし分は多いわけです。幾らか持ち越していくわけです。さらにまた、臭素の汚染濃度で基準を下回ったものが確保されるかもしれない。
なお、私どもその途中では、ちょっと話題にもなりましたが、いわゆる青刈り稲のようなものについては、これは本来望ましくない転作でありますので、できるだけ他用途米に切りかえてもらうように、こんなことも六月末にかけまして指導したりしまして、従来のシステムで申しますと、他用途米を全国的に見れば大体当初予定したとおりやってもらいたいということを極力指導してまいったような次第でございます。
○政府委員(関谷俊作君) 先生の御質問の中の青田刈りという問題については、私どもの従来の指導は、転作の中では御承知の青刈り稲という種類がございますので、これは従来からできるだけ避けるようにということで、ことしも本当の転作なりあるいは他用途米へ移すようにということをしております。
そして同時に、青刈り稲を完熟させるべきであるとの議論も激しくなされました。そして他用途利用米及び青刈り完熟米については、これを主食用として買い入れる施策をとれという主張が強力になされたところであります。やがて米については、主食用についてすら事を欠くという事態は決して架空のものではないということを我々は認識せざるを得ないと思います。
例えば、これは昨年の実績でいきますと、青刈り稲、これは二万四千ヘクタールあったわけですね。それから水田預託が五万ヘクタール。これに手をつけまして、青刈りを米として収穫するとか、あるいは減反のところになるべく作付をするような指導をするとか、こういうことをやりまして、低く見積もって単収四百キロということで見積もりますと、二十五万トンから三十万トンの増産は可能になってくるわけですよ。
したがいまして、本年度におきましては、保全管理それから青刈り稲とも大幅に減少するであろう“こういうふうに見ておるわけでございますが、いわゆる転作の世界の中において計画いたしましたものを今日の時点で例えば食用に振り向けることを認めるということになりますと、場所別に相当な不公平感というものも残るわけでございます。
他用途利用米を食用に、また青刈り稲を食用に等々、いろいろな提案をしておりますが、不測の事態が起きてからまたとんでもない結論と判断をされたのではかなわないわけで、大変厳しい需給の中で苦労していらっしゃることはよくわかります。
例えば今年度産米の緊急増産措置として、休耕田への緊急作付指導だとか、あるいは青刈り稲を米として収穫するとか、他用途米を主食用と同じような扱いにしていくとか、可能な手をできる限りこの時点で打っていかなければ農民の不安は増すばかりだと思いますけれども、そうした緊急増産の対策は打たれますか。