1961-03-28 第38回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
この霧島山脈系に観測所を作ってもらいたいという要望は、前からなされておるわけであります。
この霧島山脈系に観測所を作ってもらいたいという要望は、前からなされておるわけであります。
このため降雨は十二、十三日の両日にわたり、特に大隅半島南部より霧島山脈附近にかけましてははなはだしく、三百七十ミリを示し、その他の地方におきましても百五十ミリないし二百五十ミリの降雨をみたのであります。しかして土木施設の被害は十億円、そのうち国庫負担関係は七億円でありますが、さらに一般被害を加えますと、約五十三億円の多きに達しておるのであります。
申し上げるまでもなく、大淀川の上流と申しますのは、南は鹿兒島縣の囎唹郡の末吉というところがありますが、そこの丘陵地、西は霧島山脈、北は前日向山地にそれぞれ限られておりますが、その廣さは千五十平方キロに及びまして、鹿兒島縣の一部と宮崎縣の北諸縣郡の全部、それに宮崎縣の西諸縣郡の約半方を包含しております。