1978-04-07 第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
○柄谷道一君 私は、前回、震災予知を中心として質問し、政務次官の前向きの答弁を得ましたので、本日は、都市災害の問題にしぼって質問したいと思います。 フランスの詩人リルケは、一九〇四年、パリで「マルテの手記」というのを書いておりますが、その冒頭に——人々は生きるためにこの都会に集まってくるらしい。しかし、私はむしろここで皆が死んでゆくとしか思えない——と記しております。
○柄谷道一君 私は、前回、震災予知を中心として質問し、政務次官の前向きの答弁を得ましたので、本日は、都市災害の問題にしぼって質問したいと思います。 フランスの詩人リルケは、一九〇四年、パリで「マルテの手記」というのを書いておりますが、その冒頭に——人々は生きるためにこの都会に集まってくるらしい。しかし、私はむしろここで皆が死んでゆくとしか思えない——と記しております。
御承知のとおりに、大正十二年の関東の大震災というものが空前の大惨害を起こしたのでありますので、この震災予知と申しまするか、そういったような、かなり正確な情報が出たようでありますので、あなたのほうとしては、消防庁としましては相当具体的な諮問をしたのでしょう。