1986-12-05 第107回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
○説明員(河村あたる君) まずお尋ねの第一点の現在における観測体制はいかんということでございますが、今回の噴火に伴いまして私どもの監視の中心的な役割を演じておりましたカルデラ内の震動観測点一点が破壊されました。それで、私どもは臨時に簡易型地震計による震動観測点五点を現在増設いたしておりまして、従来のものと合わせまして計九点で火山の監視を行っております。
○説明員(河村あたる君) まずお尋ねの第一点の現在における観測体制はいかんということでございますが、今回の噴火に伴いまして私どもの監視の中心的な役割を演じておりましたカルデラ内の震動観測点一点が破壊されました。それで、私どもは臨時に簡易型地震計による震動観測点五点を現在増設いたしておりまして、従来のものと合わせまして計九点で火山の監視を行っております。
ちなみに、気象庁におきましては、伊豆大島における震動観測点の増設あるいは浅間山の傾斜計、草津白根山の遠望観測装置等の整備をこれまでに図ってきたわけでございます。
そういうことで、震動観測点の五点、それから傾斜計を一点、そのほかに震動計数装置というようなものあるいは赤外放射温度計等を設置いたしまして、しかも人的にも六人というすべての火山担当官署の中では一番多くの人員を配して監視を行っているところでございます。
そのほかにちょっとつけ加えさしていただきますと、私ども火山観測強化計画というものを五十四年からスタートしておりまして、その最初の対象火山として桜島を選びまして、震動観測点を今お話しいただきましたように二点ふやしまして五点にいたしました。それから傾斜計を新たに設置いたしました。
しかし、気象庁は昭和五十二年に地磁気関係の観測点を新設いたしましたり、それから五十四年から五十五年にかけまして、それまでの三点の火山の震動観測点を五点にふやしましたり、それから傾斜観測点を新設いたしましたり、それから赤外熱映像計を導入いたしましたり、またデータ処理装置を導入いたしましたりして、桜島の火山活動の監視には非常に力を入れてきているところでございます。