1951-07-16 第10回国会 参議院 電力問題に関する特別委員会 閉会後第6号
新規需用制限に対しても緩和をしてもらいたいと述べております。北海道水産業協同組合の中野氏は、中小企業は原料高の製品安に苦しんでおり、一般の購買力もないから、料金値上によるコストは吸収し得ない。改訂案を見ると、支出面が徒らに多く、収入は過小に見積られていると感じられる。公益事業委員会での決定は不安であるから国会できめてもらいたいと述べておられます。
新規需用制限に対しても緩和をしてもらいたいと述べております。北海道水産業協同組合の中野氏は、中小企業は原料高の製品安に苦しんでおり、一般の購買力もないから、料金値上によるコストは吸収し得ない。改訂案を見ると、支出面が徒らに多く、収入は過小に見積られていると感じられる。公益事業委員会での決定は不安であるから国会できめてもらいたいと述べておられます。
それがために能力はまつたく低下を來し、從つて極度の需用制限を加えざるを得なくなつておるのであります。しかるに九州の最大需用は炭鑛である、現在傾斜生産の建前から、この炭鑛には無制限とせざるを得ないのであります。このためにさらに他の需用制限は強化されるに至りました。かかる事情によりまして、九州は電力危機の最も窮状にあるのであります。