1984-07-12 第101回国会 衆議院 逓信委員会 第16号
その中で、電話質権がいわゆるサラ金のような過剰貸し付けあるいは強硬取り立てというようなものがなく、二十五年間にも及ぶ健全な庶民金融として伸びて来た。これも、この前本委員会におきましてもいろいろと論議を行いました。そこで、個人の貸し付けでなく協同組合を初め銀行等で貸し付けをしているためにトラブルは皆無でございます。
その中で、電話質権がいわゆるサラ金のような過剰貸し付けあるいは強硬取り立てというようなものがなく、二十五年間にも及ぶ健全な庶民金融として伸びて来た。これも、この前本委員会におきましてもいろいろと論議を行いました。そこで、個人の貸し付けでなく協同組合を初め銀行等で貸し付けをしているためにトラブルは皆無でございます。
○政府委員(小山森也君) 電話質権制度というのは小口金融の担保手段としてしっかり国民になじんでおるということは先ほどお答えしたとおりでございますが、また同時に先生御指摘のように、この制度を取り巻く金融環境というのは常に変化しているわけでございます。したがって、利用の実態も変わっていくと思います。
○小山政府委員 この質権に基づきます公社の事務というのはなかなか煩瑣でございますけれども、それといわゆる電話質権という国民生活になじんだ金融制度の実態というものとのバランスの問題であろうと思いますが、現在のような形で金融の手段として使われているという限りは存続し続けるであろう、こう考えておりまして、相当長期間続くのではないかという推定はいたしております。
積滞解消していった、そういった関係もあって、この中で電話の加入権を担保とした今回のこの電質法のさらに延長、こういう考え方でのものから考えて、この電話質権の担保となる理由、それを御説明ください。
同時に、時間がありませんからお尋ねしませんが、電電公社の立場からしても、この電話質権設定が事務的にもそれだけ手数もかかるわけだし、権利関係が複雑となることもあるかもしらぬが、しかし、反面、通話料不払い等の問題を金融業者等が中に立って立てかえ払いをするとかといった面でプラスになっている面も一面においてはあるというような話も私ちょっと耳にしたのですが、そういったようなこともあるとするならば、この制度をしばらくさらに
○箕輪国務大臣 先生御指摘のとおり、この電話質権法は来年三月三十一日で切れてしまいますから、業界あるいは小口の金融を電話を質権にして借りている人方の要望、そういうものも十分承知をいたしております。
いわゆるこれがそういうぐあいに解消したって、この電話質権というものはなくなるんだということはないと思うのです。ですから、この質権ということについては、庶民がいかにこれを利用しているかということは、私は考えなければならぬと思うのでございまして、現状を見ると、この質権制度を現在の臨時的なものでなく、恒久的な制度にするということを私は考えておるのです。
質権法につきましては、ただいま御説明がありましたように、やはり少額の金融というものがまだ十分日本では行き渡っておらぬという現実にかんがみまして、電話質権ということが、今後庶民まで電話を普及していくということにつきましては、やはりぜひ必要な制度であろうということでございます。
こういう点は、もう少しこちらから積極的にそういう公庫に対して働きかけて、もう少し電話質権にする場合の融資についてはスムーズにやってもらえるような、そういう手を打つべきではないかと思うのですけれども、これらに対してはどういうふうにやっておるのですか、実際は。
そういうふうな点からいきましても、一体、商工中金がこの電話質権というものに対してどういうお考え方を持っているのか。私は、もし個人に直接貸しつけるということが許されるならば、そういう方法をとるように商工中金のほうにもそういう話をする必要もあるのじゃないかと思うのです。ところが、そこらに対する指導というのはせられていないのですね。
○久保等君 登録内容に対してどうこうという立場には当然電電公社はないわけですから、別に内容をどうこうしろという指示もできないわけでしょうが、しかし、こういった実態の中から、はたして電話質権制度そのものが、まあ弱者保護というのか、中小零細企業者等に対する救済方法になっているかどうか、疑問の点もないわけではないと思うのですが、私は、そこらの問題については、今後よほどわれわれ自体検討もしなければならぬ問題
――――――――――――― 二月四日 有線放送業務の運用の規正に関する法律等の一 部改正に関する陳情書 (第二六一号) 電信電話公社の電話質権の取扱いに関する陳情 書 (第二六二号) 電話加入権質に関する臨時特例法の運用に関す る陳情書 (第二六三号) 電話加入権質に関する臨時特例法実施記念切手 発行に関する陳情書 (第二六四 号) 郵便貯金の利子引上げ等に関する陳情書
それから、電話質権の問題でありますが、これは、大体において、民間でもって公定よりも高い電話の売買ができるということは跛行的な姿であって、いいものじゃありません。
もう少し投下資本を入れなければならぬと思うが、この点についての大臣の所見と、もう一つは、電話質権の問題についてどういうお考えか、具体的なお考えがあるかどうか、伺いたい。