1948-12-12 第4回国会 衆議院 不当財産取引調査特別委員会 第4号
○石田(一)委員長代理 そうすると、これは昨日加藤さんもおつしやつたのですが、解釈のしようによつてはもらつたダツトサンを修繕しただけ損で、二万円もかけて修繕して、結局新たに六万円電氣自動車を買うためにもらつたんだと解釈しても、そうとも言えるということもおつしやつておりましたが、そうとも考えられますね。
○石田(一)委員長代理 そうすると、これは昨日加藤さんもおつしやつたのですが、解釈のしようによつてはもらつたダツトサンを修繕しただけ損で、二万円もかけて修繕して、結局新たに六万円電氣自動車を買うためにもらつたんだと解釈しても、そうとも言えるということもおつしやつておりましたが、そうとも考えられますね。
○加藤(シ)証人 お金でいただいたのではなくて、たしか電氣自動車の方へ拂込んでいただいたと思います。
その当時電氣自動車が約六万円ぐらいで配給が受けられるということで、それを申込んでおきましたのが、ちようど配給がございましたので、そのことを八代さんにお話いたしましたら、ではあまりお氣の毒で修理費もおかけになつたから、そのダツトサンを自分がお引取りして、その代りにその電氣自動車の代を自分がお拂いする、こういうふうにしてあげましようというわけで、その電氣自動車の代金を、たしか六万円だつたと思いますが、いただきました
○石田(一)委員長代理 それではダツトサンを買つてもらつたのではなくて、新しい電氣自動車を買うために六万円という金を寄附してもらつたのじやありませんか。
最初物を寄附してもらつて、これを自分が乘ろうとして修繕したけれども故障が多くて困るし、そのうちに電氣自動車の申し込んであつたやつが引取れることになつたから、これは故障が多くて費用がかかつてしようがないから、これをもう一ぺんあなたの方へ返す、ついては私の方では電氣自動車を買うのに費用がないから寄附してくれないかと言つて、あらためて寄附してもらつた金が六万円……。
ただダツトサンを寄附してもらつて、それを今度電氣自動車に買いかえた。そのときにダツトサンを返して、六万円の金をそのダツトサンの代りとしてもらつて、それを出して電氣自動車を買つた。そういう関係であります。だからそれは時間的に見れば……一度ダツトサンを私の方へもらつて、修繕をして相当金を使つたのです。