1999-07-28 第145回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
まず、今回の法案でございますけれども、私は、思い出したこととして、昭和二十年代ごろにテレビがばっと世の中に出てきたときに電気紙芝居というふうにあざ笑った映画産業が、その後、各企業によってたどった道は違いますが、衰退となった。
まず、今回の法案でございますけれども、私は、思い出したこととして、昭和二十年代ごろにテレビがばっと世の中に出てきたときに電気紙芝居というふうにあざ笑った映画産業が、その後、各企業によってたどった道は違いますが、衰退となった。
当時は花形産業でありました映画産業が、電気紙芝居ということで嘲笑して、手をつけなかった。そして、かわりに手をつけたのが、日本では新聞業界でございました。そして今度はテレビの時代が始まって、アメリカなどでは、まさに第四の権力と申しましょうか、ハルバースタムなども言っておりますけれども、そういった中でテレビの花形の時代が続いたわけでございます。
例えば国会でいろいろ証人喚問をするときに、画面が全然動かないで、国民の皆様からすると、これは電気紙芝居という一名があるのは皆さん御承知のとおりですが、やはり議員について言うならば、お金の授受は議員同士はこれは禁物ですよ。当たり前の話です。
ところが、相次ぐ腐敗事件で証人喚問が行われるたびに、電気紙芝居と酷評され、静止画像に対する国民の強い批判が今大きく高まっております上に、放送各社においても一致してその改善を議長に申し入れるなど、その改正が強く求められているものであります。
毎日毎日あのテレビのいわゆる電気紙芝居の画面でどんどんどんどん孤児たちの肉親は肉親はと言っているときはその気になりますけれども、それが過ぎてしまうと、後はもう野となれ山となれという感じがございますので、そういうところをひとつ考えていただきたいと思います。
○松山参考人 映画はやはり――テレビというのは、初めから私たちは電気紙芝居と言っていましたけれども、何かキャメラというけどキャメラじゃないんです、あれ。何かむぞうさに、ぼんなんて床をけっとばすと、すっとそのキャメラが動いて、それでそのとまったところで画を合わせるという非常にむぞうさなもの。