1970-12-15 第64回国会 参議院 予算委員会 第1号
これについては全力をあげて、電力飢饉を起こさないようにそういうように最善を尽くしたいと思っております。
これについては全力をあげて、電力飢饉を起こさないようにそういうように最善を尽くしたいと思っております。
これは最初の項目のときに述べましたように、たとえば水道の問題、電力の問題なども、電力飢饉、水飢饉のときに、軍事の必要ならばとにかく、それも住民の要求ならば節約せねばならぬのに、芝生に水をやるようなことで、すなわち、沖繩の住民とアメリカの軍人軍属の家族とは同等の立場であるべきであるのに、一方ではどんどん芝生に水をまき、その下のほうの水田は枯渇してしまう、このようなことを見ておれるものではありません。
たとえば電力を民需と言われますけれども、日本の電力飢饉というものは一体どこから来ておるか。今の電力量というものは戦前より多い。しかも電力の飢饉なんです。これは厖大な量をアメリカ占領軍が使つており、それから軍需生産に向けては特別な配電をしておる。こういうことから電力の飢饉になつておることは明らかである。だから電力を民需と言われますけれども、今の日本の電力の開発は民需じやありません。
これは一昨年の電力飢饉のときに、重油でも何でも使つて、とにかく電力危機を乗り越えてくれというような措置を、当時通産省がとつたそうでありますが、それも一つの原因でありましようし、また昨年の長いストのときにも、かなり大きな重油転換が行われておりまして、本年度の石炭にかわるべき重油需要というものは、相当量に上つております。
電力料金の値上げと電力飢饉を生じたばかりではないか。どこに外資が入つて来たか、どこに電源開発が民営にしたためによくなつたか、さつぱりうまく行つていないじやないか。電力再編成の目的は、公共の利益のためにということがうたわれているが、公共の利益のためどころか、生産の減退を来して国民生活の圧迫を招来し、公共の利益を阻害しておるのが現状ではないか。
昨年秋のあの電力飢饉を見てごらんなさい。もちろん、あれは異常渇水であつたけれども、同時に電力会社の怠慢でもあつた。石炭手当のごときはどうなつたか、また地帶間の電力融通が円滑でなかつたから、関西とか、中国では大停電が起きて困つておるのにかかわらず、九州へ行くと火は煌々と輝いておる。関東もそうである。全国的に見れば非常に不均衡な結果を来し、しかも産業の破壞の一歩前まで進み、国民生活も非常に弱つた。
電力がいかん、電力飢饉だとか、或いは昨年の三、四月の見越し輸入の尻が出て来る、こういうようなことから議論がありましたが、千五百億の法人税の収入について、これはもうとてもというあれでございましたが、先ほどの話のように、二百五、六十億増収が出て参りました。最近の新聞なんかに収益率が落ちた、法人の、これはその通りです。
その点につきましてはそう多くはないと思いますが、昨年の電力飢饉におきまして公共の福祉を考えましても、産業の水準を考えましても、早く水力電気の補給を火力に仰がなければならぬというような事態に直面しまして、そういう場合において、従来とも物資統制令には石炭等の電気会社への優先出荷というような規定があつたわけでございます。
ところが八、九月における電力飢饉で、おそらく将来減産するであろう。それにもかかわらずなお輸出するであろうかという不安を與えたことは事実である。
この自由党のいわゆる自由経済政策が破綻しておる一番の集約点は、これは電力不足、電力飢饉に現われておる。今度の電力飢饉が渇水によるところもありますけれども、その根本の原因が、最初電力の需給計画において本年度は前年度に比して七%増加する計画であつた。それが特需の増大、特需の増加による電力需要の増加、輸出の増大による電力需要の増加によつて、本年の四—六月においてすでに一六%増加してしまつた。
たまたま今夏異常渇水に逢着し、しかも火力用炭取得に関する当事者の措置よろしきを得なかつたため、未曽有の電力飢饉を招来するに至りました。かくて各種の産業は極度の操業短縮、ひいては企業の整備を余儀なくせられる一方、労働不安に悩まされるに至り、遂に單なる経済問題の域を越えまして、深刻な社会問題の様相を呈することとなつたのであります。
更に又現在の政府の自由主義政策の破綻を最も端的に示しているのがいわゆる電力不足、電力飢饉であります。周東安本長官はこの予算委員会におきまして、これまで自由主義政策をとつて来たことを成功であつたと言いました。一時的に物資が過剰に輸入されて、そうして輸入引取資金に困難を感じ、その苦い経験から為替管理を行わざるを得ないような状態に追込みながら、自由経済政策が成功したと……。
それもこの十月の非常な電力飢饉から、すぐ出すことは困難であります。その十万トンの約束は来年の七月までの約束になつておるわけでありますから、それをいつ出すかということにつきましては、国内の需給状態とにらみ合して逐次実行して行く、こういうことになつているわけであります。従いまして今お話にありましたような、フイリピン一万トン、台湾の一万トンが、前に約束した量の一部実行と、こういうことになります。
今次電力飢饉のため、各種産業が致命的打撃をこうむりつつあることは、あらためて説くまでもないのでありまして、ことに金属鉱山は主として東北、関西などの電源枯渇地帯に立地せる関係上、その影響はまことに深刻なものがあるのであります。
○野溝勝君 そうすると、電力飢饉になつたときにそういう影響をする。そうすると、今後こういう電力飢饉になつた場合に、自家発電のできていない場所や業者はいつもこの影響をこうむつておるわけでしよう。
しかるに先般来の電力飢饉の影響を受けまして、肥料の生産は相当に脅かされておるのではないか。かくては輸出計画の遂行が予定通りに可能であるかどうか、あるいはまた国内需要の面からも憂うべき問題が起つて来はしないか。かようなことが憂慮せられるような状況に立ち至つて参つたのであります。
冬の訪れとともに重要産業の能率を低下し、われわれの家庭を暗くするものの一つは電力飢饉であります。いつになつたら私どもは明るい冬を迎え、電力不足による産業能率の低下を防ぐことができましようか。これひとえに政府の電源開発に対する不誠意によるものであります。
吉田内閣の失政によりまして、電力飢饉は日に日にその度を加えておるのでありまするが、そのために、硫安に至つては今や一かます九百円を越え、千円になんなんとしておる声すらあるのであります。
ところが八月下旬にそういう御計画を発表せられながら、この電力飢饉に刺激せられまして、先般新たに電源開発五箇年計画というものをお立てになつた。
今年の電力飢饉によつて電源開発、総合開発の仕事が行き悩むという理由がわからないから、どこにそういういきさつがあつて、だれがそれをじやましておるのかということを聞きたい。
そこでそういうことをやつておりましたところに、たまたま電力飢饉の問題が起きて来た。そこで問題はこんがらがつて参つたのであります。でありますから、われわれの見方は、電力飢饉の起る前からすでに発電計画を立てて、国が発電をすべきだという意思表示をしておつたのであります。
そういう計画をしておつたが、電力飢饉が来たからそれが行き悩みになつておる——電力飢饉が来れば来るほどそれを推進しなければならぬと思うのでありますが、電力飢饉は今年だけではありません。今度の場合は夏中雨が少かつたから特別ではありましたけれども、電力が足らぬということはもう戦争中からわかつておる。それを今度の電力飢饉が来たからその発電計画が行き悩んだというのは、実にこつけい千万だ。その原因を聞きたい。
電力飢饉、電力不足のこの基準は一体どこにあるのか、何を基準にして電気が足らないのか、余るのかと言つているのか、その基準を出してくれというのです。それでなきや計画にならん。
第四にお伺いしたいのは、今日私ども国民全体が電力飢饉に直面しておる。今や御承知の通り賠償というものの裏付けとしてこの電力が如何に重大なる責務を果しつつあるかということは贅言を要せないところである。サービス賠償、労務賠償、工業力、或いは農産物に対して、電力が如何に重要な役目を持つておるかということにつきましては多弁を要しません。