1965-03-31 第48回国会 参議院 大蔵委員会 第21号
しかも、鉄鋼独占と電力独占資本は特別に還付を受けて、むしろもうけてさえいるのであります。こんなばかばかしい話が許されていいものでしょうか。今度の改正案はこの制度をさらに存続させ、既得権化しようとしているのであります。私は、この制度の撤廃と暫定定率の撤廃が正しく行なわれるよう、また石炭対策の問題は別途根本的に考慮すべきであると思います。
しかも、鉄鋼独占と電力独占資本は特別に還付を受けて、むしろもうけてさえいるのであります。こんなばかばかしい話が許されていいものでしょうか。今度の改正案はこの制度をさらに存続させ、既得権化しようとしているのであります。私は、この制度の撤廃と暫定定率の撤廃が正しく行なわれるよう、また石炭対策の問題は別途根本的に考慮すべきであると思います。
○北山委員 先ほど発電についても電力会社に対する税の負担が重過ぎる、ほかの委員会ではそういう御意見もあるそうでありますが、やはり発電税なんという考え方が出てくるのは、むしろ逆に電力独占資本というものに対する税が少いといいますか、そしてその利益が多いというような考え方からして、やはり地方的にそういう考えが出てくるのじゃないかと思うのです。
今大西、櫻井両氏は、今日の日本の権力というものがいかに植民地的な買弁的なものになつておるか、あなた方はいやしくも日本の電力独占資本の代弁者であります。日本の大独占資本の一方の代弁者であります。しかしながらその独占資本そのものが、今日国際独占資本の前にいかに無力なものであるかということを身をもつて味わわれたものと考える。今問題は独占資本か集中排除かという問題ではない。