2017-06-06 第193回国会 参議院 外交防衛委員会 第24号
また、インドが電力供給で悩んでいるのは、三〇%にも上る送電中の電力損失率です。日本はこれ五%なんですね、僅か。
また、インドが電力供給で悩んでいるのは、三〇%にも上る送電中の電力損失率です。日本はこれ五%なんですね、僅か。
さて、今回の料金改定では、御当局からまことに厳しい査定を受けましたが、現在の電気事業におきましては、熱効率の向上、電力損失率の低減、労働生産性の向上など合理化要因もほとんど技術的限界に達しておりますので、電気事業の経営安定のためには、今後よほどの抜本的対策を講じてまいる必要があろうかと存じます。
その東京電力の値上げ申請を見てみますと、いままで合理化につとめたと、生産性の向上につとめたと、熱効率もうんと上がったと、電力損失率も非常に下がってまいりましたと、まるで自分の経営努力一本でえらい業績を上げたようなことを盛んに言っているわけです。しかし、そういうことも確かにあろうかと思うのです。
特に企業努力の成果の九頁を御覧頂きますと、電力損失率減少状況の第五図として掲げておるのでございますが、このロスの軽減につきましては、電気事業各社とも競つてこの問題の解決に努力をいたしておるのでございます。