○山田(長)委員 そうしますと、雲野理事の担当部門は工業用地部の部長という名に当時なっていると思うのですが、鉱業所は松本理事の担当なんです。そうすると、工業用地の買収等については全部雲野理事の担当範囲と見ていいわけですか。
雲野理事が検挙されたからといって、雲野理事にこれを押しつけてしまったのでは——どうも雲野理事一人でやったものと私は考えられないのです。その点委員長からも、やはり前後の事情というものを明らかにするように御発言を願いたいと思います。
ところが、担当の雲野理事は、一ぺんにやってしまうと東光物産がつぶれてしまう、そうすると、とれるものもとれなくなるから、もう少しおれにまかせてくれ、そうして何とか担保もとれるようにするし、三福ともうまいことやるからということが、再三再四理事会にかかりました際にその話が出まして、そうして、ともかくおれにまかせてくれということで延び延びになっておったのです。
○木村(公)委員 そういたしますと、特に篩別機械を雲野理事等の協力によってお買いになった、そうしてそれを会社に備えつけたわけですが、この筋別機械によって硬化セメントをふるい分ければ品質が非常に向上して高く売れるということは十分わかりながら、ことに雲野さんなんかは、それはよかろうというので、篩別機械を買う方に回っておったのですから、理事の諸君は、当然すべての方々がこの篩別機械を使うことによって硬化セメント
もう一つそこに言いたいところは、ただいま前副総裁から雲野理事の話もありました。そこで私は雲野理事に対しても非常に議論を戦わしたことがあるのです。ところが、雲野さんはずいぶん幅の広い人ですから、まるくおさめようじゃないか。しかし、これはまるくおさめる問題じゃない。これは見解の相違もございましょうし、そういう意味で実は理事会に提案されてだめになったと思います。
私は、もちろん現大臣のころ雲野理事が任命されたとは考えておりませんし、それは万々承知しておりますが、いずれにいたしましても、長官は歴代内閣におられ、あるいはまた党の枢要な地位におられたわけですから、この種人事の取り扱いということは、まことにこれは遺憾なことだと思うのですが、ほかにもこんな事例があるのですか。
○松本参考人 これは資材の関係でございますので、ですから雲野理事か、それから資材部長かでないと、これはわからないと思います。
○木村(公)委員 雲野理事に包括的に売却の権限は移譲した。ところが、雲野理事からの御答弁によりますと、売却という交渉が起きたごとに、常に自分は理事会にも諮っておるし、総裁にも逐一模様を報告しておるという御答弁がなされておる。理事会においては、雲野理事に全部これは包括的に売却権限を移譲した。
そうして雲野理事に対する保証をしたわけであります。それを役員会が認めて、その金で、つまりそれはいずれ子会社となるわけだから、雲野理事が会社の委任を受けて株主になる、雲野氏が代表していくということであったと思います。ただ雲野さんに対しては一千万の範囲で保証する、こういうことであります。その後政府の正式の認可が出ましたので、その収支の借金は返した、こういうことでございますね。
むしろ決算というよりか資金の方に重点を置いておるということを書いておきましたが、そういう意味から雲野理事に対しては、ちょうど雲野理事は外に出てかせいでくる、私は早くそのお金をもらいたいという立場でございますので、そこで、顔を見るたびに早く売ってくれということを言うわけであります。その売ってくれという意味は、早く契約して次々に資金化されることを望んでおるわけであります。
○山本参考人 雲野理事でございます。
○渡邊参考人 契約に関しましては、雲野理事に包括的にこれを委任してございますので、雲野理事はそのまかされた範囲でやったと考えたのだろうと思います。それで理事会には、その契約の大体のことが、従来までの理事懇談会なりあるいは理事会等で雲野理事から報告がありましたので、それを了承しておりました。たまたま私の出張中でございまして、そういうふうに最後の契約に念書を入れたということを私は承認いたしました。
○渡邊参考人 その販売を担当しておりますのもやはり雲野理事でございますので、雲野理事から一つ答えていただたいきと思います。