2000-08-09 第149回国会 参議院 国民福祉委員会 第1号
事故の概要でございますが、今回の食中毒事故は、六月二十七日以降雪印乳業大阪工場が製造した低脂肪乳等を喫食した消費者が嘔吐、下痢等の症状を呈したものであり、一万四千七百八十八人が体調不良を訴え、百九十五人が入院するなど大規模な被害となりました。 原因物質は、黄色ブドウ球菌の毒素であり、大阪市は、低脂肪乳等について回収命令を行うとともに、当該工場に対して営業禁止処分をいたしました。
事故の概要でございますが、今回の食中毒事故は、六月二十七日以降雪印乳業大阪工場が製造した低脂肪乳等を喫食した消費者が嘔吐、下痢等の症状を呈したものであり、一万四千七百八十八人が体調不良を訴え、百九十五人が入院するなど大規模な被害となりました。 原因物質は、黄色ブドウ球菌の毒素であり、大阪市は、低脂肪乳等について回収命令を行うとともに、当該工場に対して営業禁止処分をいたしました。
————————————— 本日の会議に付した案件 政府参考人出頭要求に関する件 厚生関係の基本施策に関する件(雪印乳業大阪工場食中毒事故等に関する問題) 午前十時開議 ————◇—————
厚生関係の基本施策に関する件、特に雪印乳業大阪工場食中毒事故等に関する問題について調査を進めます。 本日は、本件調査のため、参考人として雪印乳業株式会社代表取締役社長西紘平君、国立感染症研究所食品衛生微生物部長山本茂貴君、元大阪大学講師藤原邦達君、ジャーナリスト平澤正夫君、以上四名の方々に御出席をいただいております。 この際、参考人の方々に一言ごあいさつを申し上げます。
私どもの大阪での調査で、雪印乳業は、雪印乳業大阪工場のHACCP認定の申請の際、細菌が増殖したとされる製造ライン、T47という低脂肪乳タンクに接続するラインを管理ポイントから外して、隠したまま申請をしたことが明らかにされました。その後の厚生省の調査で、雪印乳業のすべての工場において製品の再利用工程に関してHACCPの承認申請が行われていなかった、このことが明らかになりました。
○森田政府参考人 今般の雪印乳業大阪工場におきます大規模食中毒事故につきましては、一つは、屋外での脱脂粉乳溶解機からストレージタンクへの手作業による調合、それから二つ目は、屋外での外部業者による期限切れ製品の再利用、三番目でありますが、製造ラインの洗浄不十分など、ずさんな衛生管理がもたらしたものと考えております。
そういった意味では、まさに雪印乳業大阪工場の責任というものはもちろん免れない大きな過失がございますが、一方で、それを見て認可をする立場であった厚生省の立場も私は否定できないと思いますし、非常に大きな責任があるかと思いますが、厚生省自身の責任をどうお考えか、お願いいたします。
続いて、遠藤団長から、大阪市が考える食中毒事故の原因、雪印乳業大阪工場に対するこれまでの立入検査の状況、再発防止策及び国に対する要望などについて総括的な質疑を行いました。
厚生関係の基本施策に関する件、特に雪印乳業大阪工場食中毒事故等に関する問題について調査のため、来る八日火曜日午前十時、雪印乳業株式会社代表取締役社長西紘平君、国立感染症研究所食品衛生微生物部長山本茂貴君、元大阪大学講師藤原邦達君、ジャーナリスト平澤正夫君を参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
次に、六月下旬に発生し、大阪を中心に一万五千人以上もの被害者が出た雪印乳業大阪工場の製品による集団食中毒について、政府の見解をお尋ねします。 この事件は、雪印というトップメーカーによるずさんな衛生管理が原因であり、その企業責任が厳しく問われることは言うまでもありません。再発防止の観点から幾つか政府の考えを伺いたいと思います。
雪印乳業食中毒事件の原因究明及び再発防止についてのお尋ねでありますが、本事件の原因究明に当たっては、大阪市において、雪印乳業大阪工場における食品や施設の検査のほか、衛生管理の実施体制についても調査を行っているところであります。関係省庁間の連携を図りつつ、調査の中で問題があれば、再発防止の観点から指導してまいりたいと考えております。
事故の概要でございますけれども、今回の食中毒事故は、六月二十七日以降、雪印乳業大阪工場が製造いたしました低脂肪乳等を喫食した消費者が嘔吐、下痢等の症状を呈したものでございます。現時点での被害状況は、一万四千七百十三人が体調不良を訴え、百九十三人が入院をし、うち七月二十一日現在で七人が入院中となっております。原因物質は、黄色ブドウ球菌の毒素とされております。
今回の食中毒事故につきましては、現時点では雪印乳業大阪工場においてバルブやホースの洗浄不足等、本来の衛生管理がきちんと守られていなかったこと等が主な原因と指摘されております。また、今回の問題は、たとえ衛生管理マニュアルがそろっていてもそのことをきちっと守らなければないに等しいということが言えるということであります。
したがいまして、この点で雪印乳業大阪工場のHACCPの承認を取り消させていただいた、こういうことでございます。 〔理事亀谷博昭君退席、委員長着席〕
○西本政府参考人 今回の雪印乳業大阪工場の件に関しましては、戻し乳のラインあるいは屋外における調合作業等々、申請資料に記載されていなかったということも確かに多くございました。
今回の雪印乳業大阪工場に関するHACCPの定期検査あるいは通常の保健所による衛生検査、これは当然スケジュールというものは役所の方あるいは保健所の方で組まれたと思います。このスケジュールを当該工場に事前に通知していたというお話が私の方に漏れ伝わってきておりますが、果たして当該工場は事前にそのスケジュールを知ることができたのか、御答弁いただきたいと思います。