1994-10-06 第131回国会 衆議院 本会議 第4号
本年は、全国的な雨不足により、各地で深刻な水不足の状況が出現しました。しかし、本年が特別なのではありません。毎年のように日本のどこかで渇水騒ぎが起きているという現状は、この問題に対する政府の対策に欠けるものがあったのではないでしょうか。私は、全国にダムをどんどんつくればいいと言っているのではありません。
本年は、全国的な雨不足により、各地で深刻な水不足の状況が出現しました。しかし、本年が特別なのではありません。毎年のように日本のどこかで渇水騒ぎが起きているという現状は、この問題に対する政府の対策に欠けるものがあったのではないでしょうか。私は、全国にダムをどんどんつくればいいと言っているのではありません。
いわば、長期予報から見るとことしは雨不足だよ、こう出ておっても抜いちゃうのです。雨不足がわかっているのに抜いちゃうのです。住民から見れば、せっかくたまっている水をあのまま置いてくれればいいのに、あるいはもう一カ月延ばしてくれればと。長期予報では雨不足だよと言っているのにもかかわらず、抜いちゃうのです。
ことしは暖冬と言われまして、日本列島の多くの地域で雪が少なかった、あるいは雨不足で降水量が少なくて、ダムの貯水量も減少して、各地でことしの夏にかけましてまた水不足が心配されているという状況でございますけれども、これからの夏に向けての水の需給の見通し、対策等について、これは国土庁ですか、お聞かせいただきたいと思います。
本年三月以降の雨不足、また今夏の猛暑と引き続く少雨の異常気象により、全国的に農作物に対する干害が発生し、農業者は被害防止のためあらゆる手段をもって応急対策に努力いたしたところでありますが、その被害はかつてなく膨大な額に達したのであります。
私は、最近の水戸気象台における降雨状況を調査していただきましたが、それを見ると、農林省やその他の官庁が異常乾燥だと言って騒ぎ立てているような雨不足の状態ではなかったということがわかったと思います。この点、気象庁のほうから数字で御説明願いたいと思います。
なお、西日本方面は、逆に非常に気温が高温になりまして、場合によりますと雨不足というようなことも、この夏は起こるのではないだろうかというような長期予報でございます。 以上でございます。