1973-06-18 第71回国会 衆議院 社会労働委員会公聴会 第1号
そこまでは大体皆さまがおっしゃるのでございますが、私は、第五の医学として重症医学あるいは難病医学というものがある。この五つの医学というものに対して、一体健保というものはどういう形で対応しているのかという点もよく考えてみないといけないことではないかと思います。
そこまでは大体皆さまがおっしゃるのでございますが、私は、第五の医学として重症医学あるいは難病医学というものがある。この五つの医学というものに対して、一体健保というものはどういう形で対応しているのかという点もよく考えてみないといけないことではないかと思います。
いろいろと先生は医療供給者の側から、現代の医学、特に最後の、われわれがあまり認識なかった難病医学、これと保険との関係で、私らも医療福祉基本法をあわせて検討しなければ、健保なんというのは、むしろ健保財政の問題はそれの一こまなんだということを長年主張してきたのも先生も御案内のとおりでございますが、たとえば今回の健保を一日も早く実現してほしいという松井公述人の、薬がくず箱に入っておるのがよく目に入ると、こうおっしゃることを
私は、第五の医学として、はっきり難病医学というものがある。それを医療基本法の中にはっきり組み入れるということをいたしません限り、この問題は片づかないと思います。
これは先ほど申しましたように、はっきり医療基本法の中に難病医学、重症医学というものがあるんだという位置づけをしなければならない。それに対しては当然いままでないものに対する膨大な資本投資をしなければこの問題は片づかないというふうに思います。それはしかも医学だけの問題じゃなくて、その医学の連続線の向こうにある福祉なり社会医学の問題でもある。
それがもし出れば、先ほど私申し上げましたように、第五の重症医学、難病医学としてものすごくばく大な費用がかかるわけです。ですから一番の問題は、こういう難病を発生さしてはいけないわけです。あるいは、次の世代に影響を出してはいけないわけでございます。ですから、そこの根元の点を断たない限り、幾ら医療費をつぎ込み、あるいは幾ら医療供給体制をつくり、あるいは研究費をつぎ込んでも、この問題は片づかない。
したがいまして、医療基本法あるいは医療の抜本改正というようなものが成立するといたしますならば、それは第一から第四の医学だけでなくて、第五の難病医学というものが、その中に包括されくてはならない、そういうふうに思います。