そうすれば、やっぱり水力採炭は安全であるということにはならないんだという働く者の組合感情というのは、従業員の感情はそこにありまして、現在離山ムードが出ておるというのが実態であります。
しかし、離山ムードが起こったのではないのです。 有沢答申というのは、大略して言うならば、昭和四十二年に五千五百万トンにする。ですから、かなりベースは維持したわけです。
○高木(俊)政府委員 有沢答申が出ましたのは、三十七年の十月十三日でございますけれども、当時のいわゆるエネルギー革命、ただいま先生御指摘の重油との比較において石炭が安定するということを目標に有沢答申が出たわけでございますけれども、その後、油の価格の低減というようなことが出まして、離山ムードが山に大きく反映いたしまして、労働者の減というのも一つ大きな影響になっております。
そういうことで、かねがねこの山については分離経営等のうわさ等もたっていて、それに加えてこの事故ということで、いま急速に離山ムードが高まっておる。
この不安を除去するよう格段の努力をするとともに、炭鉱労働者の離山ムードを防止するためにも、強力な保安施策が講ぜられねばならないと存じます。 なお、ハッパに際しての退避基準等についても、きめのこまかい検討が必要と思われます。
したがって、もしかこの住友三山の合理化問題で、山に働く人たちが働く意欲をさらに低下していく、あるいはそれで離山ムードが広まるようなことになったとすれば、非常に大きな計画上の変更がまたあらわれてくると思うわけです。
○遠藤政府委員 住友鉱山の関係で、新聞等でいろいろと報道がなされました時点で、私ども、ただいま先生の御指摘のような閉山というような問題が起こる前に離山ムードが起こって、炭鉱労働者が、他産業へ流出するというような事態が起こるのではなかろうかと懸念をいたしておったわけでございますが、現在のところ、各関係の山ではそういった動きはほとんど出ておりませんで、一応安定した状態が続いているようでございます。
特に、日本の炭鉱は、最近離山ムードあるいは何かが横溢いたしまして、特に企業ぐるみの閉山というようなことが打ち出されたために、炭鉱の将来というものに全く希望を失っておるというときに——まあ一部には炭鉱の人たちはもう逃げじたくだ、足元の明るいうちにもうやめたほうがいいんじゃないかというような声も聞かないわけではございませんが、ただいまの能率の示すとおり、現場においては、あらゆる苦悩と戦いながら、また低炭価
それから現在働いております労務者が先行き不安のために離山ムードがあるというのが昨年来政策の審議過程におきまして強く訴えられた点でございますが、その点につきましては、たとえば再建交付金制度を創設するにあたりまして、従業員の企業内におきます貯蓄金を労使の話し合いがまとまりました場合には優先的に再建交付金からの弁済によって償還する道を開く、そうすることによりまして社内預金が焦げついてしまうのではないかというふうなことから
○大橋(敏)委員 炭鉱労働者の確保の問題についてお尋ねいたしますが、先ほど参考人の中で組合の代表の方からもその状況が話されましたけれども、離山ムードというのが日増しに高まっている。新石炭政策もここまで固まったわけでありますが、さらに先日は中川局長のほうから政策の細目に至るまで公表されました。にもかかわらず、離山ムードというのは一向に衰えていない。むしろこの際というような雰囲気が強いというのですね。
低賃金、悪い職場環境、さらに命を失うということになってくると、労働者の離山ムードというものが高まってくることは私は当然だと思う。そういうことでは生産意欲というものが盛り上がるはずはございません。再建の意欲、労使が一体となって何とかしなければならないのだというようなそうした気持ちの高まりというものを期待することは無理ではなかろうかと私は思うのであります。
いよいよ従業員の離山ムードに拍車がかかってきたというような感じを受けるわけであります。事実、明治、杵島、麻生などの大手炭鉱の閉山問題が炭鉱界を大きくゆらしているわけでありますが、かなりの閉山は予想せねばならないだろうし、また覚悟せねばならないだろうと私も考えます。
なお茂尻鉱自体がこの災害によって、たちまちそこに離山ムードが起こってくるというようなことになりますと、これは石炭業界全体に対しまする士気の問題とも関係をいたしまするので、私どもといたしましては、いろいろ相談をいたしました結果、大臣の裁定によりまして、この茂尻鉱の場合は、当面危険区域である七番片あるいは九番片というところを除きまして、とりあえず危険がないとされるところにおきまして操業を開始させてはどうかという
この結果、大災害の頻発となり、労働者に炭鉱の将来に対する展望と希望を喪失させ、離山ムードをかり立て、ついに計画出炭体制を経営者みずから放棄するに至ったのであります。 第二には、かように企業内合理化は非合理化の段階まで落ち込んでいるのにかかわらず、企業間の合理化は全然放置されてきたということであります。
ことに石炭産業については、今後とも、その再建策の実施について政府は積極的に取り組んでいかれる必要があると思うのでありますが、今回の事故のため労働者の離山ムードを誘発し、せっかくの石炭産業の再建をはばみ、ひいては産炭地域経済の停滞に拍車をかけ、地域住民の生活を脅かすがごとき事態さえ心配されておる向きもあるのでありまして、通産大臣及び建設大臣の具体的な御答弁を願いたいのであります。
この結果、大災害の頻発となり、労働者に炭鉱の将来に対する展望と希望を喪失させ、離山ムードをかり立て、ついに計画出炭体制を経営者みずから放棄するに至ったのであります。 第二には、かように企業内合理化は非合理化の段階まで落ち込んでいるのに企業間の合理化は全然放置されてきたということであります。
その結果、大災害の頻発となり、労働者に炭鉱の将来に対する展望と希望を失わせ、離山ムードをかり立て、ついに計画出炭体制を経営者みずから放棄するに至ったのであります。 第二には、かように企業内合理化は非合理化の段階まで落ち込んでおるのに、企業間の合理化は全然放置されてきたということであります。
炭鉱でいま重大化しているのは労務者の確保難、その高齢化と若年労務者の離山ムード等でございます。天草のある無煙炭山では労務者がいないために閉山通告した例もあります。答申では、抽象的に労務者の確保の必要は唱えながら、具体策については見るべきものがない。また、保安を重視し、労務環境をよくすること、炭鉱労働の待遇をよくすること、こういう意見が出されました。
また産炭地住民に対するいたずらなる不安を与える、あるいは炭鉱に働いている人に動揺を与えて離山ムードというものが深刻化して労働力が不足になっていく、いなめない事実としてあるわけです。
いま労働力の不足の前に、ことに労働者は離山ムードになっているわけでしょう。その点が非常に心配ですよと言っているのです。ですから私は、いま掲げられておる目標をどうと言っているのじゃない。われわれは五千万トンを主張する。ただ、目標を掲げる場合の注意が非常に必要ですよ、こういうことを言っているのです。大臣、最後に……。
かかる事故の絶滅を期さない限り、山を離れる離山ムードがますます醸成されまして、今後労務者の確保に支障を来たし、わが国石炭産業はさらに困難な立場に追い込まれるであろうことは明らかでございます。労働者が安心して働ける炭鉱とするために、決意を新たして保安対策を取り組まなければならないと痛感いたした次第であります。 以上簡単でございますが、派遣報告を終わります。 —————————————
そういう中から離山ムードが一そう促進をされているという悪循環を実はぎたしておるわけです。炭鉱自体の労働賃金を調べても、それぞれの企業によっては非常な格差も実はあるわけです。