1972-11-10 第70回国会 参議院 内閣委員会 第2号
たとえば、大同江の一番下流の水を六十メートルの高台に引き揚げて、それが逐次上のほうに引き揚げられていって、一ぺん使われた水が農村の果樹園にも、あるいは雑穀地帯にも、スプリンクラーのコックを一つひねれば、それで全地域に水が供給できるというようなことが完成している。一体、日本の農業にそのような基盤の整備が今日までどれだけできているだろうか。私は、まずこのことを手がけるということが先決ではないのか。
たとえば、大同江の一番下流の水を六十メートルの高台に引き揚げて、それが逐次上のほうに引き揚げられていって、一ぺん使われた水が農村の果樹園にも、あるいは雑穀地帯にも、スプリンクラーのコックを一つひねれば、それで全地域に水が供給できるというようなことが完成している。一体、日本の農業にそのような基盤の整備が今日までどれだけできているだろうか。私は、まずこのことを手がけるということが先決ではないのか。
中でも被害の大きい北海道は、三年間繰り返された冷害で、収穫皆無の稲作をはじめ、日本一の雑穀地帯であります十勝地帯の被害の実情などは惨たんたるものであり、被災農家の傷心と窮乏は、まことに同情にたえないものがあるのであります。これら被災農家が一日千秋の思いで待ち望んでおりまするものは、共済金の早期給付と援農対策事業の実施なのであります。
その事情によって、たとえば本日官報をもって告示されました水分過多内規格外玄米、これは五等級品位のもので水分一八%、金額については六十キロで五千二百四十二円ということで告示されたわけでございますが、これはわれわれとしても適切な措置であるというふうに考えておるわけでありますが、もう一つ、青米混入の規格外がまだ決定されておらぬわけでございますし、また、雑穀地帯における規の一、規の二の検査等級の新設等についても
移転の機会でもありますので、いま即答できないとするならば、この問題について、北海道の雑穀地帯における特に問題の多い研究所でありますから、この点について御配慮いただきたいと思うのですが、いかがなものでしょう。
あすからおいでになるところで一番ひどいのは、十勝の雑穀地帯であります。当然この問題が強く出てまいりますから、まだ最終的な事務的な煮詰まりを見せていないというようなお話でありますが、重要な決断の時期だと思いますし、お立ちになるまでに関係担当官とも話をされまして、決断がつくならば現地で農民に大きな贈りものを特にこの際期待をしておきたいと思います。
そういう地帯の畑作、雑穀地帯と言われておるような地帯について、従来米作のために取り来たったようなそうした政策を、土地改良事業というようなものをむしろ積極的に進めていく必要があるように思うのでありますが、第二条あるいは第九条に関連して、政府の今後の御決意はいかがなものであるか、伺っておきたいと思います。
もうすでに霜が降るということで、専門家が考えればわかるのでありますから、そういうようなことで、どうか一つ実地について現実に稲の穂を見、あるいはもう花も咲かない、全然実もつかない豆につきまして、その他の作物について、よく現地でつぶさに調査願いまして、深刻な問題だけに——本年度のこの問題は、日本の食糧問題の解決にきわめて重要なウエートを握っております北海道のいわゆる雑穀地帯の現状、あるいは北海道の今日自給自足
ことに北海道のような雑穀地帯におきましては、いかなる種類の農産物を植え付けるかということが、農村の経済の上に大きな影響を持っておる問題でありまして、従いまして、ある特定のものだけが非常に高くなるというようなことになりますと、農業をしていよいよ投機的な農業に追いやることになるのであります。一番雑穀の多い北海道にとりましては非常な危険なことであります。
内地の三分の一は昨年と同じ補助率でありますが、北海道につきましては、雑穀地帯の冷害が特に激甚だ、こういうふうに作報等の調査からも報告されておりますので、二分の一にいたした次第であります。なお岩手等の北部につきましては、十分調査いたしたいと思っておりますが、単価の点は、そういった点で時価と種子用としての時価との差額、こういうことにしております。
水稲の災害地域に対する種もみの確保あるいは雑穀地帯等における大豆、小豆あるいはその他雑穀等の種子確保というものは非常に重大な問題であるし、どうしてもこの種子が確保せられなければ、来年度の再生産というものはできないわけであります。
雑穀地帯は御承知の通り、畑作農家は麦類以外はほとんど共済の対象になつておらぬ。ですから大きな災害を受けても、この救済の道というものはまつたくないわけです。ですからそういうことをともに考えて対策を講ずる場合においては、実質的にはやはり雑穀地帯における種子の問題が非常に大事になつて来ると思うわけでありますが、昨年の場合には、これが非常に軽視されて取扱われておつたわけであります。
○松浦定義君 今農林省の統計調査に基いて、まあ重点的に考えたいが、市町村のそうした数字についても十一月一日現在の最も新らしいものによつて勘案したいという御意見でありますが、私は北海道の雑穀地帯の問題でお伺いしたいと思うのですが、今河野委員から御指摘があつたように、水田地帯でありますと、或る程度供米というものの数字というものは、これは場合によつては非常に不均衡なものになるとしても一応の基礎になると思うのですが
○松浦定義君 そうしますと、そういうような方針から行くと、例えば前回も私ちよつとお尋ねしたのですが、北海道等におけるような雑穀地帯の農家ですね、全然もう供出の対象になつていない農作物を作つておつてこういう被害を受けたという場合には、今のような点で解釈された配給の決定がなされると、こういうように了解していいのですか。
○松浦定義君 その範囲なんですが、ただ今度は冷害ということについての苗である、水害の場合ですと、相当大幅な山林の苗が入ると思いますが、例えばこの間の北海道あたりの雑穀地帯では耕地防風林と申しまして従来からずつとやつておる、北海道等でやつておる耕地防風林的な苗、こういうものが主たるものであると了解していいですか。
○参考人(小野三郎君) いろいろお気付き、御注意頂いて有難いわけでありますが、北海道の雑穀地帯の金融についてはいろいろ勉強し、又新らしい施策も附加えて参らねばならん点もあるように考えております。今のお話の中に、雑穀は途中から信連等を通じないで逃げるというお話がありました。
又一方ああいう広い所でありまするので、農民の結集というようなものが単純に行かないというような面もありましようし、表面は非常にこう内地のように深刻に見えないようでありまするが、併しながら只今申しましたように経営の規模が非常に大きいわけでありまして、雑穀地帯におきましても雑穀が売れないということになりまするわけでありますので、又水田地帯におきましては供出するものもない、従いまして農手の借替の資金というものは
従つて私は水田地帯の要求はあまり詳しいことは存じませんが、最も雑穀地帯としての全道的な中心である十勝或いは北見の要求の中で、私は最近化成肥料が……、私はここに材料を持つておりますが、化成肥料がたくさん入つておる。従つてその化成肥料の会社ですが、恐らく七つ八つになつておるのではないか。