1961-03-31 第38回国会 衆議院 農林水産委員会 第22号
ところが、米作以外のたとえば雑殻、澱粉とか、豆類地帯ということになると、やはりそういうことはできない。ほうっておいて手数料がひとりでに集まってくるということにはならぬ。そういう場合には、特別に農協の共販事業等を通じて、組合自体の努力、組合員の自覚等と相待って、生産物が農協に一元されるような特別の意欲的な努力というものが行なわれなければ、販売事業というものの成果はあがらない。
ところが、米作以外のたとえば雑殻、澱粉とか、豆類地帯ということになると、やはりそういうことはできない。ほうっておいて手数料がひとりでに集まってくるということにはならぬ。そういう場合には、特別に農協の共販事業等を通じて、組合自体の努力、組合員の自覚等と相待って、生産物が農協に一元されるような特別の意欲的な努力というものが行なわれなければ、販売事業というものの成果はあがらない。
その間に長い間の統制の弊害というものがあつて、だんだん澱粉、雑殻等が配給からはずれて行くという過程に、食糧庁の職員としての精神的な準備あるいはこういう契約等についての見通し、的確な判断というものについて、やや客観的に事情が悪かつたのでありますけれども、不注意の点があつたことは認めざるを得ないと思うのです。
簡単に説明いたしますと、第一に、食糧の検査は、従来いわゆる收買検査が行われて参つたのでありまするが、今後は銘柄を設け、等級も増加して、食糧の商品性、市場性を十分に加味した規格を設定することにいたしておりますこと、第二は、その規格の設定にいては、これを民主的に行うこととし、かつ検査の結果についても異議申立その道を開いておりますること、第三は、米麦はその食糧としての普遍性、重要性にかんがみ強制検査とし、雑殻
さらに今度はいも類や雑殻に対する対米価についても、この点は政府当局はつきりいたしておりません。そういう面について、米価との関連において、一体政府はどのような需給関係の見通しをされておるか、この点をお伺いしておきたいと思います。