2001-11-16 第153回国会 衆議院 本会議 第17号 今はやりの雇用ミスマッチ論は、雇用失業問題の本質をゆがめるおそれがあります。特に、改革先行プログラムのように、ミスマッチを高失業率の主な要因であるとする見方は、今日の雇用失業問題が陥っている原因から見ても、因果関係を逆転させるものであります。 雇用のミスマッチが失業を拡大させているのではなく、失業の増大が雇用のミスマッチを誘発、拡大しているのです。 菅野哲雄