1965-04-14 第48回国会 衆議院 農林水産委員会 第27号
そこで、今後集約酪農地帯等におきます一つのイマジネーションといいますか、目標としての平均飼養頭数をどのくらいに考えるかということでございますが、専業的な酪農を考えます場合には、これも集約酪農地域といえどもそれぞれ地域の条件が違いますので、幅を持たざるを得ないと思いますが、十頭ないし十五頭程度をこえる規模でなければ専業酪農家たり得ない。
そこで、今後集約酪農地帯等におきます一つのイマジネーションといいますか、目標としての平均飼養頭数をどのくらいに考えるかということでございますが、専業的な酪農を考えます場合には、これも集約酪農地域といえどもそれぞれ地域の条件が違いますので、幅を持たざるを得ないと思いますが、十頭ないし十五頭程度をこえる規模でなければ専業酪農家たり得ない。
そういうようなものに対して、法律を改正する必要はないかと思うのでありますが、農林省は、それらのものに対して融資をすることによって、酪農振興のために作った各地の集約酪農地帯等における設備、そういうようなものの負担を軽減をし、そうしてできるだけ原料乳価を下げさせないような態勢を急速にとるべきじゃないか、しかも、もし高利のものを使っておるというような場合には、肩がわりをする、こういうようなこともやるべきじゃないか
それから、これは畜産局長にお聞きをしたいのだが、集約酪農地帯等を設けて、トラクターとかいろいろなものを入れて、一つそういう方面に畜産を奨励して行く、こう言うが、大体そういう地帯は、俗に言う三反、五反百姓で、労力が通常的に考えますと、余っておるように考える。ところが僕らが実際そういう地帯に入ってみますと、この地帯は平場地帯の二町乃至は三町くらいでやってきたよりは、労力というものは余っていない。
ただこの低温殺菌の問題が一体日本の現状に合うかどうか、殊に日本の牛乳というものは、集約酪農地帯等から大量に出て来るという生産の形をとらずに、むしろ農村の努力によつて全農村から滲み出して来るような感じのものが日本の牛乳だと思います。又そうしなければ日本の牛乳はたくさんにならない。してみると、ここで或る程度高温殺菌というものを積極的に奨励することがむしろ実情に即するのだというふうに考えております。