1995-05-24 第132回国会 参議院 産業・資源エネルギーに関する調査会 第4号
今後については、御案内のとおりソーラーシステムは屋上にパネルあるいは集熱器というようなかなり大きな施設機器がございます。他方、公務員宿舎は土地の有効利用ということで集合化、高層化をしておりますので、現在の技術でございますと果たしてそのままいけるのかなということはございますが、今後の問題でございます技術の発展、それから費用対効果の面を含めまして検討していくべき課題だと考えております。
今後については、御案内のとおりソーラーシステムは屋上にパネルあるいは集熱器というようなかなり大きな施設機器がございます。他方、公務員宿舎は土地の有効利用ということで集合化、高層化をしておりますので、現在の技術でございますと果たしてそのままいけるのかなということはございますが、今後の問題でございます技術の発展、それから費用対効果の面を含めまして検討していくべき課題だと考えております。
これとの比較での同レベルの各国の数字というのがないわけでございますけれども、こうしたソーラーシステムに使われております集熱器の生産量という意味で見ますと、一九八九年の数字でございますが日本が約六十万平米、これに対しましてアメリカでは約四十万平米、ドイツが約三十二万平米等となっておりまして、先進国におきましては太陽熱利用に関しましてはかなり普及が進んでいるものと、こういうふうに考えられる次第でございます
具体的に申し上げますと、システムの効率を向上し、またコストを低下させるということのために、例えば集熱器のような要素技術というものを開発しておりますし、また太陽熱を利用しまして冷凍するというような技術開発、さらにはパッシブソーラーという新しい概念でのシステムの構築というものの研究開発に取り組んでおります。
その結果、集熱器、貯湯装置など要素技術は非常に進歩いたしました。また、太陽温水器の性能も非常に向上されました。その結果、これらの一般民生方面への普及が徐々にではありますが始まっております。
大型建築物用冷暖房給湯システムの研究開発のためのわが国最初のソーラービルであり、集熱効率を高めるために、大型平板型集熱器を採用し、二重ガラス窓、断熱材の使用等、省エネルギー化に配慮が払われております。現在、夏季及び冬季の太陽熱と補助熱の使用の割合、太陽依存率、集熱効率等についての実験研究が進められております。
たとえば太陽の熱をとるにしましても、大企業では大きな機械をつくろうということには一生懸命ですけれども、一世帯に屋上に小さな集熱器をつけるというようなことは大会社は余り好まない。しかしこれをやれば中小企業の仕事はずいぶん出てくると思います。同時にまた、中小企業に仕事が出れば雇用の問題に対してもものすごい解決の力を出してくると思うのです。
それから三点目は、集熱器、最初私どもの家もそれを買ってつけたのですけれども、乳白色で、いまのあなたの方のお写真を見ますとブルーになっておるのですが、ブルーの方が非常に集熱効果が大きいのか、この点もひとつお聞きをしておきたいと思うのです。 この三点について。
これが集熱器の改良とかあるいは太陽熱を回転に変更するという技術などがまだまだ十分じゃない。一体いまのままで、いまの速度でいきまして、ソーラーハウス、まあ条件によるでしょうが、公共的な物件、たとえば体育館みたいなもので、集熱器を屋根の上に載せるという方法をもってして、投入したエネルギーと回収するエネルギーがペイするということが可能になるのはいつごろでしょうか。この点。
○斉藤参考人 ただいま御質問の第一番目の、投入エネルギーに対する太陽熱の集熱エネルギーの問題でございますが、現在業界でもこの問題を検討して、まだ結論は出ておりませんが、東海大学の田中俊六先生の論文によりますと、いわゆる集熱器だけでございますが、集熱器をつくるに必要とする全エネルギーと、集熱器が一年間に吸収できるところのエネルギーの計算を推定でやってございます。
その場合サンシャイン計画では、特にコレクター、屋根の上に載せます集熱器の効率向上を一つの大きなテーマにしております。それから実際のソーラーハウスの実験施設といたしましては、新築個人用の住宅、既設個人用の住宅それから集合住宅、すなわちアパート、マンション等に適用できる大型建物、それから事務所、学校等に適用できる大型建物、こういった四種類のものについて技術開発を進めている状況でございます。