2021-04-19 第204回国会 参議院 決算委員会 第4号
ところが、人事院の方は、集団試験の実施に感染拡大リスクがあるということで筆記試験を二度遅らせています。また、二度目遅らせたときには、いつかはまた改めて通知をしますというような、いつやるかも分からないような連絡の仕方でした。結局、一次試験を七月以降に、最終合格発表八月下旬と、大手企業からすると約三か月弱遅れる、もう本当に大変遅れるというようなタイミングで試験がなされることになりました。
ところが、人事院の方は、集団試験の実施に感染拡大リスクがあるということで筆記試験を二度遅らせています。また、二度目遅らせたときには、いつかはまた改めて通知をしますというような、いつやるかも分からないような連絡の仕方でした。結局、一次試験を七月以降に、最終合格発表八月下旬と、大手企業からすると約三か月弱遅れる、もう本当に大変遅れるというようなタイミングで試験がなされることになりました。
そこで、その方法として何を採用するかという問題でありますが、これは先ほど申し上げましたように、短答式についてはそれぞれ集団試験に適する利点、知識のあらゆる分野についてためすことができる利点等がございますので、それを採用いたしまして、あらかじめ論文式試験の答案を審査する範囲を限定する、こういうことにならざるを得なくなってきたわけであります。
その理由はおよそ二つあるわけでありまして、御説のように、短答式試験と論文式試験の優劣と申しますか、優劣と申しますより利便という点はいろいろ検討されておるのでありますが、まずそのうちの最も主要点を申し上げますと、短答式試験は、採点が容易であって、集団試験に適する。これに反して論文式試験は、採点が困難であって、採点が主観的に流れやすいというような点があるわけであります。