1999-08-03 第145回国会 参議院 国旗及び国歌に関する特別委員会 第5号
三、今回法制化されようとしている日の丸・君が代が、私たちの用語でスペクタクル社会と呼びますが、見せ物とかマスメディアが支配するような社会、そのような今日のメディア・情報社会においての集団的忘却の回路とこの問題が結びつく可能性が提起する問題、これが第三点。四番目、特に学校教育において強化されると見られる象徴と権威の作用がもたらす問題、これが第四点。
三、今回法制化されようとしている日の丸・君が代が、私たちの用語でスペクタクル社会と呼びますが、見せ物とかマスメディアが支配するような社会、そのような今日のメディア・情報社会においての集団的忘却の回路とこの問題が結びつく可能性が提起する問題、これが第三点。四番目、特に学校教育において強化されると見られる象徴と権威の作用がもたらす問題、これが第四点。
○扇千景君 先ほど石田参考人から、集団的忘却であるとか、あるいは記憶の封殺等というようなお話がございましたけれども、私は、少なくとも私どもの年代、両親等々が戦時中に日の丸の旗に名前を書いたり武運長久と書いたり必勝と書いたり、そういう日の丸を振りながら兵隊さんを送っていった記憶がございます。
この中で理由として挙げられている中で、第三項だと思いますが、「スペクタクル社会と集団的忘却」ということを述べられております。大変恐縮ですけれども、要約してこれの論点をもう少し御説明いただけましょうか。