1991-02-22 第120回国会 衆議院 本会議 第12号
ポスト冷戦における安全保障を考える場合に、まず第一に、イラクのクウエート侵略に対して国際社会がとった一連の措置に見られるように、国連による一般的、集団的安全保障機能の再生に着目すべきであります。憲法の要請する国連中心主義を推し進め、侵略国に対する経済制裁などの措 置の強化に、我が国はそのなし得る最大の努力をすべきであります。
ポスト冷戦における安全保障を考える場合に、まず第一に、イラクのクウエート侵略に対して国際社会がとった一連の措置に見られるように、国連による一般的、集団的安全保障機能の再生に着目すべきであります。憲法の要請する国連中心主義を推し進め、侵略国に対する経済制裁などの措 置の強化に、我が国はそのなし得る最大の努力をすべきであります。
今回の平和條約は、わが国としては、かかる現実の世界情勢に即し、自由にして平和を愛好する諾国家群との団結の中に日本の世界における新にして明確なる立場を確立し、この線の上に祖国の安全と再建をはからんとするものであり、先般調印せられました平和條約及び日米安全保障條約は、自由国家群との団結と集団的安全保障機能を強化し、赤色帝国主義の世界侵略の中から祖国及び世界の平和を守らんとするものであるという結論において