2017-06-08 第193回国会 参議院 農林水産委員会 第19号
当時は、小規模な酪農生産者が多く、乳業メーカーによる集乳合戦が繰り返され、生産者側の乳価交渉力が弱かったため乳価が乱高下し、酪農家の所得が安定しない状況が続きました。
当時は、小規模な酪農生産者が多く、乳業メーカーによる集乳合戦が繰り返され、生産者側の乳価交渉力が弱かったため乳価が乱高下し、酪農家の所得が安定しない状況が続きました。
これもメガの方々にも言っているんですけれども、そういう意味で、畜安法が改定されるということになると、不足払い制度が入る前の、あのときは、先ほど土屋参考人の方からも御説明ありましたけれども、乳価が乱高下する、集乳合戦があったりあるいは集乳拒否があったりというふうな、そういった状況があって、それで、酪農家が何十万人動員、一致して反対集会なんか開いたという、そういった時代がありましたよね。
それから次は、まあ集乳の問題と密接不可分の問題だから、これは一緒にお聞きすればいいのですが、一緒に聞くと問題がこんがらがるから分けたのですが、次は、乳業施設の問題なんですが、これは御存じのように、乳業施設についても、乳業者が集乳地盤を確保する必要があるところから、工場が乱立しておる、しかも非常に零細な工場が乱立している、集乳合戦をやっておる、それが酪農取引の非常な不明朗化にもなっておるわけですね。
関東、関西方面では激しい集乳合戦が行なわれておる。それにもかかわらず、乳業メーカーは、昨年十月値下げしたままの低乳価を生産者に要求しており、生産者乳価は、単に需給関係によってのみきまるものではなく、力の強い大企業によって力の弱い生産者の価格が不当に安く押えられるという傾向を強めているのであります。
勝手なときには、乳が足らなくなってくるということは口には出さぬが、集乳合戦をやって、ある程度値段を高くして買っていく、こういうような実情があるわけです。
○政府委員(森茂雄君) 夏の集乳合戦、もちろん私たちもそういうことが起こらないように注意はいたしております。ただ、市乳の問題は非常に酪農民の、特に手取りの原料乳の問題よりも、最近における集乳は集乳県を拡大して参りまして、先ほどのお話のように、岩手県まで集乳県を伸ばしていくというような傾向になっております。
○政府委員(森茂雄君) 毎年夏場になると、全国どこかで集乳合戦が勃発するわけであります。勃発するといいましても、なかなか関係団体で話してももんちゃくになってなかなか解決できないという問題であります。方々で勃発しておりますけれども、大体収拾されるようでございますが、昨年経験いたしましたのは、岩手県における不二屋の進出に伴うその他の会社あるいは経済連等の関係であります。
それで、集乳合戦をやっているところでは、明らかに、一つの既成地盤へ一つのものが集乳合戦をやって入っていった場合、今度はその会社の方で、こういう法律があるのをお前ら知らないのか、これを知らぬでやれば罰金だぞと言っておどかすというところが出てくるのですよ。だから、これは、まあ悪く言えば、われわれの考え方からいけば、悪用している。要するに、商戦の中で悪用している形が出ている例を申し上げておる。
御承知のように、集乳合戦というものは酪農始まって以来の、これはもうその業者の競争なんです。私は必ずしも悪いと思っちゃおらない。それは全国的に競争が行われておるんですよ。それが一個所ずつに現われるわけです。結果から見れば、独占の格好に現われる。ところがもう明治、森永の歴史をごらんになれば1私はちっとも明治を非難するものじゃございません。ちっとも非難するのじゃありません。
競争の場合に乳価をつり上げて進んで参りますのは、これは一般の常識でありまして、どの地域でも集乳合戦の場合は乳価問題として形が出てくる。要はそういうものがあとひっくり返らないで長く続くかどうか。農民がそういうものに対して安定感を持って信頼できるかどうか、こういうことであろうかと思います。
そういつた意味合からいたしまして、昨年は五月−七月というのは、そういつた大都市周辺では、各メーカーの集乳合戦と申しますか、扱量を殖やすための競争がかなり行われまして、相当値上りをしたのが実際の姿でございます。
○北勝太郎君 実は、最近におきまして、森永と明治が向うへ進出して火花を散らすような集乳合戦をやつていることは中金においてもすでに御承知のことだと思うのでありますが、そこでこの集乳合戦が、遂に中央に来ていろんな雪印の悪口の誇大な宣伝となる。或いはクローバーの誇大な宣伝になつてもいると思うのであります。さような関係からしまして、農民資本が漸くここまで製品の市場における販売までやるようになつて来た。